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【二次】虫歯&銀歯の女の子【齲蝕】

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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【二次】虫歯&銀歯の女の子【齲蝕】

1 :名無しさん@ピンキー:04/11/09 22:16:49 ID:h/VIL90l

前スレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1090221132/l50
まあ楽しくやって下さい

466 :名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:40:58 ID:DyMn7giD

ヨル

467 :名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:31:27 ID:KOdu8sX+

465=451=457=460
自演おつかれ。
ロリはウザいから、出て行け!
クソガキはうるさいし、キタネぇし、臭いだけだ。

468 :歯科 盗撮:2005/06/18(土) 02:10:10 ID:kytAC8pr

患者の目線
「嫌だなぁ・・・薬臭いし・・・痛いんだろうなぁ・・・随分ほったらかしにしてたし・・・」
順番が彼女に巡り 呼び出しが掛かる。
『!!あっ・・・はぃ・・・』
「えぇ〜?もう私の番?・・・こわいょ〜」
ユニットに上がる彼女。
「うゎ〜これ足高くない?制服で来るんじゃなかった〜でも膝に掛けてくれるなら・・・歯医者さんの台って小学生三年以来 こんなにツルンってしてるんだぁ・・・」
衛生士がエプロンを掛ける。
「これは変わらないんだぁ〜でもこれされると 覚悟しなさいって感じで嫌だなぁ・・・この水色・・・」
歯科医師が着き治療の説明。
「えぇぇ〜!!神経取っちゃうのぉ〜!?麻酔って注射?!やだっやだっ!!聞いてないょぉ〜やだっ〜こわいょ〜・・・」
歯科医師が治療の同意を求める。
『・・・はぃ・・・い・痛くないですよね・・・?・・・はぃ・・・がんばりますぅ・・・』
「うぇ〜ん!やだよ!やだよ〜!!1時間も掛かるなんてぇ〜やだっやだっ!!もう帰りたい〜」
ユニットが治療姿勢に。
「うわぁ〜ん!始まっちゃうよ〜こわい〜こわい〜!!」
「???あれ?膝掛けしないの?えっ?えっ?そんなに足高くしないでぇ〜あっ!あっ!スカートが!!」。

469 :歯科 盗撮:2005/06/18(土) 02:57:18 ID:kytAC8pr

衛生士が無影灯をつける
「やだやだ〜こわいこわい〜」
歯科医師がブラケットテーブルを引き寄せる
「!!!これやだっ!あのキュィィーンって削るの!3本もあるよ〜こわいょ〜」
歯科医師が開口を促し 衛生士は不安な彼女を励ます
『・・・あ・ぁあ〜ん・・・』
「やだっ!やだっ!そんなに広げないで〜」
歯科医師が麻酔注射器を構える
「!!!いや!いやっ!こわい!こわいっ!」
針が歯茎に差し込まれ薬液が注入される
『!!!いっ!いっ!痛っ!!』
「!!!痛っあーいっ!イタッ!イタッ!!痛っあーい!!痛いよぉ〜痛いよ〜!!痛い!痛い!!先生ー!!痛い〜っ!!」
麻酔が終わり麻酔が効くまでユニットで一人になる彼女
「・・・なんで私だけ・・・(涙)歯磨きしてるのに・・・なつみなんて私より甘いお菓子食べてるのに・・・あやかなんか朝しか歯磨きしてないのに・・・」
「先生・・・何処行ったんだろ?今日の治療これで終わりにならないかなぁ・・・!あっ!!スカートこんなに〜」
時間を見計らって歯科医師が戻り治療再開 タービンを構え開口を促す 衛生士もバキュームを構えにこやかに開口を促す
「!!!それこわい!!やだっ!やだっ!!いゃ〜ぁ〜!!」
タービンの削り込みが始まる
『!あっ・・あっ・・』
「ぎゃあー!!当たってる!!痛い!!痛い!痛い?・・・???あれ?痛い?ん?・・・そんなに痛くない・・・」
「麻酔のせい?削られてる感触は気持ち悪いけど・・・がまん出来る・・・やだ!足あんなに出てる・・・恥ずかしい・・・」
更に続くタービンの削り込み。

470 :歯科 盗撮:2005/06/18(土) 03:42:45 ID:kytAC8pr

タービンとバキュームを口腔内に挿入されユニット上の彼女
「あぁ良かった〜早く治療終わんないかなぁ〜でもこの音・・・ホント嫌だなぁ・・・」
タービンが停止 ユニットが起こされる
「♪〜あ〜終わった〜♪ お口ゆすいで〜♪帰ろうっと〜♪」
「???あれ〜?衛生士さんエプロン外さない・・・?先生は・・・!!!何?えっ?ドリル?えっ?」
歯科医師がタービンのバーを交換し 再びユニットが倒れ治療姿勢になる
「!?!まだ削るの・・・そんなに痛くないからイイけど・・・でもそのドリル・・・さっきのよっか尖ってる!!」
再びタービンの削り込みが始まる
「・・・あっ!痛っ!・・・痛っ!!ちょっと痛い・・・」
「・・・みんな今頃遊んでるだろなぁ〜カラオケ行くって言ってたし・・・痛っ!・・・今の私サイテー・・・歯医者さんでこんな情けない格好・・・痛っ!!みんな楽しく遊んでるのに・・・こんなに口開けられて虫歯削られて・・・!!!痛いっ!痛いっ!!」
タービンのバーが神経に触れ始め麻酔下でも痛みが感じ始める
『!!せ・先生・・い・痛いです・・・』
「!!痛いっ!痛いっ!!先生〜痛いょ〜!!」
彼女は左手を上げ痛みを訴えるが左手は衛生士に遮られ 歯科医師は今暫くの我慢を強いる
『・・・あっ・・痛い!痛い!!・・・』
「先生!!痛いっ!すぐに終わるって!痛いっ!我慢出来ない!!痛いっ!!痛いーっ!!先生!先生〜!!」
ユニット上で体をくねらせ痛みから逃れ様とする彼女
彼女の我慢が限界と見た歯科医師がタービンを停止させ ユニットを引き起こし うがいを指示する。

471 :名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 13:43:49 ID:APC6qMKL

あはははは
みんな考えることは同じだねぇ
歯医者さんのセルフも欲しいところWW

472 :名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:25:57 ID:31WYGFXP

今の子供は歯医者をそんなに怖がってませんよ。

473 :名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:36:51 ID:XIWMiif+

私は上下共に銀歯があります。大きな口を開けて笑うと目立つんです
普通の会話のときも少し見えてると思います
すごく気にしているのですが、彼がやたらと「口の中見せて」と言います
そしてディープkissが大好きな人です。これって銀歯フェチなんでしょうか?

474 :名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 04:43:24 ID:z3EI9fZg

>>268 
動画が喜ぶかよ。プ
岸利氏とテメーらは歯フェチ歴が天地の差だからブツブツ僻んでる間があったら
出直してこい。インレーでもこしらえてな。

475 :名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 04:46:31 ID:z3EI9fZg

治療椅子の上で捲くれあがる女子の制服スカート萌え・・!!

476 :D:2005/06/19(日) 04:50:02 ID:z3EI9fZg

まあ、大したことないがな、動画。。。。
会員でも飢えてるのサ(-_ー;
治療とかないし。安心汁…

477 :名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 19:05:23 ID:YSpBnWtv

>475 同感!!膝掛け反対!!。
ミニスカート制服のJCJK の虫歯治療〜萌えwww。

478 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:24:17 ID:WOgxqOux

最近の歯科治療はそんな拷問みたいなものはないって。
妄想だよ、妄想。特に最近の中高生は歯科治療の痛みを
あまり味わっていない世代だから、けろっとしたもんだよ。

479 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:54:14 ID:RF4EcjsY

とはいえ、歯の弱い子というのは存在するはずだけどね

ところで、ここ
ttp://talk.milkcafe.net/test/read.cgi/kokoro/1113998845/
って、このスレの人が書いてんの??

480 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 12:24:45 ID:WOgxqOux

歯が弱い子はフッ素を塗っていたりするんですよね。
これが・・。少子化ですもの、ホント虫歯は減りました。
今の高校生の親くらいは痛い治療をいっぱい受けてるン
でしょうね。だから、子どもの歯の関心は高いですよ。
実際、高校生の抜随はまれです。麻酔を使っての治療は
結構ありますが・・・。

481 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 16:01:15 ID:WOgxqOux

age



482 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 03:40:33 ID:9u7TV/8A

ヨル

483 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 06:16:23 ID:jkg8cXk9

ゲシ

484 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 06:24:54 ID:EzOwxhh8

目標 目標 http://www.x-hadaka.com/cgi/under/imgboard.cgi?image=224941.jpg


485 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 09:21:10 ID:ttEeaFfI

前回の治療から半年後、ゆかりはいつものように、定期健診のために
「さつき歯科クリニック」を訪れた。カリエスフリー、もしくはあっ
ても初期の虫歯に違いないと信じるゆかりの気持ちは、ほかの待合室
で待っている患者のように重苦しいものではなかった。
「キュイイイン、イン」。タービンの音が鳴りやんだかと思うと、衛
生士の足音が診察室から近づいてきた。ドアが開くと、ゆかりを呼ぶ
声が聞こえた。「斉藤ゆかりさ〜ん」。ゆかりは特に緊張することも
なく診察室の中に消えていった。

486 :歯科 盗撮:2005/06/21(火) 10:35:20 ID:9u7TV/8A

>485〜続きが楽しみ〜(^^ゞ
期待してます。

487 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:35:53 ID:ttEeaFfI

「はい、ゆかりちゃん。このユニットね」。衛生士が腕をのばして案内した。
ゆかりは進められるまま、スリッパを脱いでユニットに腰掛けた。
「今日は検診ですねえ、前を失礼します」。衛生士はそう言うと、水色の歯科
エプロンをゆかりにかけた。ついさっきまでのぞかせていた赤のリボンは水色の
歯科エプロンにすっかり覆われていた。検診とはいえ、ゆかりは少しばかり
緊張するのを感じていた。ふっとあたりを見ると、衛生士がブランケットテーブル
を引いた。無造作に脱いだスリッパもユニットのそばに丁寧に並べられ、さっきまで
確保されていた導線部分がオーバーアームによってすっかりふさがれている。
ゆかりはここからもはや自由に動くことができないように感じ、すこしばかり圧迫感を
感じた。
「先生が来るまでお待ち下さいね」。衛生士はこともなげにそう残して、ほかの患者の
アシストに向かった。



488 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 16:39:28 ID:ttEeaFfI

ひとりになったゆかりは、手持ちぶさたそうに改めて周りを見渡した。
水がしたたるスピットン、少し左後ろを見ると、太いホースにつながっ
ているバキュームが見えた。そして右側には幾重のもコードにつながっ
たタービンが並ぶ。上を見やれば、ライトがゆかりの口腔内を照らし出
すのを今か今かと待ちかまえるように、セットされていた。
しばらくして「キィイインン」と耳をつんざくような音が聞こえてきた。隣では
紺色のスカートをはいた高校生がさつきによって、歯を削られていた。
「キュウウイン、キュウウイン、キュウイイイイイイン」。女の子は気丈にも、大きく取り乱すこと
なく、さつきのタービンを受け入れている。
ゆかりは少しとなりをうかがうように、ついたての隙間からみていると、口
のところをのぞいてすべてタオルで覆われている姿が飛び込んできた。
「キュウウウウイイイイイイイン、キュウイインインイン」。虫歯が進行しているのか、さつきのター
ビンをゆるめる気配が見あたらない。それでも、その高校生はぴくりとも動
かず、ユニットに身体を沈めている。


489 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 16:52:27 ID:ttEeaFfI

さつきはウ蝕した患部をすべて取り除こうと、さらに指先に力を込めた。
それでも、高校生はぴくりとも動かず、口を開け続ける。
さゆりはその光景に唖然とした。「あの子、痛くないのかなあ」。
しかし、タービンが止まってみると、さゆりの疑問は氷解した。
「クスン、クスン」。顔にかけられてわからなかったものの、その高校生は
やはりタービンの傷みに耐えられず、タオルの下でひそかに涙を流し
ていたのだった。タオルに覆われた顔からのぞかせる鼻をハンドタオル
でぎゅっと押さえ、鼻水をすすっていた。
やがて、さつきがタービンのバーを取り替え終わると、高校生はさつき
の指示に促されるまま、口を開けた。
「さあ、あと少し頑張って」。
高校生は肩で大きく呼吸をしたりしながら、襲いかかるタービンを懸命に
こらえていた。


490 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 17:03:41 ID:ttEeaFfI

「ふうう」。ゆかりはため息をつき、ヘッドレストに頭をもたげた。
「私は大丈夫かな?。何かあったとしても、今日は検診だけだよね。
それに6ヶ月前には虫歯も完治したし・・・。検診にきちんとくれば
痛い思いはしないってさつき先生は言っていたし、大丈夫よね」。
いろんなことが頭をよぎった。ふと、われに返ると、隣からのタービ
ン音が鳴りやみ、右側をみると、衛生士が定位置に立っていることに
気づいた。「私の番だ・・・」。さゆりは姿勢を正していると、手を
洗い終えたさつきが、ドクターチェアに腰をかけた。
「さゆりちゃん、こんにちは。じゃあ定期健診だね。まず全体をみて
みようか」。そう言うなり、さつきは小百合の座っているチェアを倒
していった。




491 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:34:00 ID:ttEeaFfI

「今日は検診、今日は検診」。倒されたチェアの上で、さおりは呪文のようにつぶやいた。
衛生士がエプロンを整え、おもむろにライトを点灯した。
「じゃあ、調べていこうか」。マスク姿にデンタルミラーを持ったさつきにさおりは一瞬
おののいたが、「検診だもん、痛くない、大丈夫」。そう言い聞かせて口を開いた。
「もう少し、大きく開いてくれるかな」。さつきは優しく言った。『ええっ、もっと』。
6ヶ月ぶりの歯医者で少し口を開けることに恥じらいを感じていたらしく、自然と小さく
なっていたのだ。さおりはそんな気持ちを振り払うかのように、さらに大きく開けた。
『今の私の顔って、かなり間抜けだろうな。それもこんなライトに照らされて・・』。
さおりは内心そう思いながらも、唇を押し広げていくさつきのほうにしっかりと顔を向
けていた。
やがて、口をあけることに慣れてきたころ、左下の奥歯でさつきの手が止まった。
『ひょっとして虫歯?』。さおりに一瞬、動揺が走ったが、さつきの手はさらに進んだ。
「はい、じゃ、お口をゆすいで下さい」。さつきは一通り、さおりの歯を見終えると、
チェアをもとの姿勢に戻した。
『どうだったんだろう。ひょっとしたら、今日削られるのかな』。ドキドキしながら口を
ゆすぎ終え、振り返ってみると、さつきの表情が明るい。



492 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:44:10 ID:ttEeaFfI

「さおりちゃん、今日のところは虫歯はないわ。きれいに歯も磨けているし、
歯石もあまりついていないし・・・。歯磨き頑張っているわね」。
「ありがとうございます」。さおりの表情にも笑顔が戻った。
「じゃ、また6ヶ月後ね」。そういうと衛生士はエプロンを外した。
「ありがとうございました」。さおりはそういうと、診察室を後にし
た。不安な気持ちが押し寄せる診察前、ドキドキ心臓の鼓動が聞こえる
チェアで待っている間のひととき、そして何もなかったときのさわやかな気持ち。
気持ちの揺れが大きく振幅させられたさおりは、ふっと感じた。
「私、歯医者が好きになれるかも。この緊張感、結構楽しいような気がする」。
まだまだ、本当の痛い治療をしらないさおりは無邪気にもそんなことを思うのだった。
ひたひたと、歯磨きでは防ぎきれない二次ウ蝕の病魔の恐ろしさをしらずに・・。
                                 (完)

493 :名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:55:53 ID:nmp3Dz2B

誰なんだー、ゆかりかー、さゆりかー、さおりかー

494 :名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 13:52:15 ID:RqtqWegv

早百合ちゃん・僕のクリニックにおいで〜。

495 ::2005/06/22(水) 16:08:05 ID:tcTbyZ9e

いきなりでスイマセン!ここ以外で歯フェチが集まる所ってないですか?

496 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 09:24:09 ID:D8RQe1Z8

 中高生の治療に追われていた夕刻も6時を過ぎると、まるで潮を引くよう
に制服姿の少女たちは「さつき歯科クリニック」から、いなくなっていった。
さつきはふっと一息つくと、午後6時半から始まる夜の部の患者の予約表に目
を通した。18時半加藤典子C処、19時佐々木郁子C処と今度は仕事帰りのOL
たちの虫歯治療の連続だった。さつきは単調な治療が続くことに少しげんなり
したが、気を取り直し、高校生たちのだ液が飛んで汚れたゴーグルをティッシ
ュで拭き取り、治療に備えるのだった。



497 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 12:23:36 ID:D8RQe1Z8

 6時20分過ぎ、「こんにちは」と受付のほうから声が聞こえた。
「6時半予約の加藤です。お願いします」。ほっそりとした腕を伸ば
し、診察券を差し出した。すらっと背が伸びた典子は落ち着き払った
様子で、ソファに腰をかけたかと思うと、おもむろに女性雑誌を広げ
、治療を静かに待っていた。子どもでにぎやかだったさつき歯科クリ
ニックも、静かなクラシックのBGMがかかるだけで、静まりかえって
いる。「こういう静かな雰囲気も良いなあ」。さつきは都会のオフ
ィス街にある歯科がすこしうらやましく思えた。

498 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 12:46:18 ID:D8RQe1Z8

「加藤さ〜ん」。診察室のドアを開け、衛生士が呼んだ。
「はい」。典子は雑誌をマガジンラックに戻すと、ヴィ
トンの鞄を持って診察室に入った。
「鞄はこちらに老いてください」。衛生士に言われるまま、
鞄をユニットそばに用意されたワゴンにおくと、スリッパを
脱いで、すっとユニットに座り、ストッキングをはいた細い
足を伸ばした。「きれいな足・・・」、衛生士は心の中で思
ったが、悟られぬよう、膝掛けを典子の足にかけた。続いて
水色の歯科エプロンをかけた。さらにエプロンの上から、
首もとにタオルを巻いた。タオルとエプロン、膝掛けで、典
子の服はすっかり隠れ、どんなにだ液のしぶきが飛んでも、
大丈夫なようにセットされた。



499 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:54:55 ID:kwjJdHM/

>>498
(・∀・)イイネ!! 続きが楽しみ

500 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 15:23:18 ID:TyoGNdA0

500

501 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 17:03:22 ID:D8RQe1Z8

「あと、口紅をとってもらえますか」。衛生士の夏美がテイッシュを
差し出した。典子は言われるままに口紅をぬぐうと、みるみる映える
ような紅が落ち、くすんだピンクの唇が現れた。
化粧を落とすことで、典子はこれからさらに口の中をライトで照らし
出され、大きな口を開けなければならないことを改めて実感し、ちょ
っとばかり羞恥心がわき上がった。
「しばらくお待ち下さいね」。衛生士がそういって離れると、典子は
目をつむってじっと待った。歯科治療は好きではないものの、これま
での治療の経験で十分我慢できるものと思っていた。
典子自身、仕事で疲れていたこともあり、足をすっと伸ばして座れる
ことのできるチェアが気持ちよいものに感じていた。そのうちに少
し睡魔が襲ってきて、思わずこっくりこっくりとしてしまった。
そんなもとに、さつきがやってきて、ドクターチェアに座った。
「加藤さん、こんにちは」
気配を感じた典子ははっと目を覚ました。
「今日は歯がしみるってことでしたよね」。
さつきはおもむろに聞いた。
「ええ、2,3週間くらい前から・・・」
「じゃあ、ちょっと診てみましょうか」。そういってチェアを
倒すとみるみる治療の姿勢に移っていった。
典子は髪が乱れないように、一度首をあげ、髪をなでてから、
ヘッドレストに頭をおろした。


502 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 17:03:39 ID:D8RQe1Z8

「あと、口紅をとってもらえますか」。衛生士の夏美がテイッシュを
差し出した。典子は言われるままに口紅をぬぐうと、みるみる映える
ような紅が落ち、くすんだピンクの唇が現れた。
化粧を落とすことで、典子はこれからさらに口の中をライトで照らし
出され、大きな口を開けなければならないことを改めて実感し、ちょ
っとばかり羞恥心がわき上がった。
「しばらくお待ち下さいね」。衛生士がそういって離れると、典子は
目をつむってじっと待った。歯科治療は好きではないものの、これま
での治療の経験で十分我慢できるものと思っていた。
典子自身、仕事で疲れていたこともあり、足をすっと伸ばして座れる
ことのできるチェアが気持ちよいものに感じていた。そのうちに少
し睡魔が襲ってきて、思わずこっくりこっくりとしてしまった。
そんなもとに、さつきがやってきて、ドクターチェアに座った。
「加藤さん、こんにちは」
気配を感じた典子ははっと目を覚ました。
「今日は歯がしみるってことでしたよね」。
さつきはおもむろに聞いた。
「ええ、2,3週間くらい前から・・・」
「じゃあ、ちょっと診てみましょうか」。そういってチェアを
倒すとみるみる治療の姿勢に移っていった。
典子は髪が乱れないように、一度首をあげ、髪をなでてから、
ヘッドレストに頭をおろした。


503 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 17:08:36 ID:D8RQe1Z8

衛生士の夏美がぱちっとライトをつけた。すると典子の鼻の中が
丸見えになり、鼻毛が見えた。顔の産毛から、化粧ののり具合、
まゆのラインまで、すべてが浮かび上がるように見えた。
「このライトってとても残酷」。夏美は女性の顔をあからさまに
照らし出す、ライトの威力にいつものことながら、唖然とさせら
れる。「この人の化粧はうまいわ・・・」。
いよいよのぞくことのできる口腔内。こんなおしゃれな人はどう
なっているんだろう。夏美はすこし興味がそそられた。
「はい、お口を開けてください」。デンタルミラーを手にさつきが
声をかけると、そのまま典子は口を開いていった。



504 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 17:16:01 ID:D8RQe1Z8

 「あっ」。夏美は思わず声を上げそうになった。べっとりとついた歯石。
2次ウ蝕と思われる銀歯が2本見えた。歯茎も赤く腫れあがっている。
夏美のそばでさつきが目を凝らすように典子の口腔内を見つめる。「格好は
とてもおしゃれなのに、口の中がこんなにずさんじゃ、この人、かなり家の
中も汚いにちがいないわ」。同性に厳しいさつきは思わず表情に出そうにな
るのをこらえながら、典子に言った。
「虫歯が2本ありますね。それと歯石が・・・・、この際、しっかり治療し
ていきましょう」。
 そう告げると、虫歯の進行具合を調べるため、レントゲン写真を撮る準備
をするように夏美に告げた。

505 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 19:52:38 ID:2NmW03qO

      上、      /⌒ヽ, ,/⌒丶、       ,エ
       `,ヾ   /    ,;;iiiiiiiiiii;、   \   _ノソ´
        iキ /    ,;;´  ;lllllllllllllii、    \ iF
        iキ'     ,;´  ,;;llllllllllllllllllllii、    ナf
         !キ、._  ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
       /  `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´  'i、
       i'   ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_    |
       |  ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  |
        |  if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  |
      |  ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  |
        |  ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  |
        |   iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  |
       |  iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi  |
       |  iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、  |
        ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
      ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
     ´    ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
         ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
         ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi
        ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
       ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、
      ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                 ノ    ゞ

506 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 19:53:27 ID:2NmW03qO

                      _,.、-_‐-、
      __               ,r',.r '´`ヾ,ヽ
      〉レ、              //     ! i
       ゝイノ、           //      i !
       ヽ,rト、       / /        !i
         \ヽ.      `´       /).r!/
          ヽヘ           __i,ナ/
           ヾヽ.      ,._、,.r'(_,.<_
.            ヽヽ  、.,,y'/´::li(ノt〈.,_`ヽ
                ヽ>、.ゝ-! `ー,‐z'´i !.iYi
              i::::i、 ヽi__(_,.i__,.⊥.! i.i!i
                ヽ:ヽry'´7. /:::::r、:l‐イi !
               `t_´`Y  /:::::::! i:!r'´. !i
                 _>::}  之_:: .:::':i、. {}
              .__,/l/ ,r'´::::.:.`ヽ ::|   !i
  ,、_tヾ、__,__,.、--‐'_ニニ´‐'フイ⌒|:::..:::.: . . :.:.:.i.  {}
  'ー=‐テ-'‐‐ '´ ̄    /::::|  !:.:.::::: . . .::.:::!  i!
               !:::::i  !::::.::.: . . : :.;;i.   i}
               i,::r! i::::::::. :::::..:;;;!  il
               /トヽ、|::::::::r-,::::;;;;i   {!
               !:::i了 i:::::::::t_j::;;;;;'   i!
              i i 〉 !:::::::/ !::::;;;'   ,!
               トイ__i:::::::::レ':;;;;.;'   /
             ,r'´rイ i:::::::::_:;;;;;;/   /
          ,.r'´r'´ i`i.,_ !::::::/ };;./_,.r'´
       _,.、-'´r'"´  .i,_! .!:::::::し'::/´
     ,、r'>‐'´     i i``i:::::::ノi:::/
   _,.こ)‐'       i.ト |:::::/ノ:/
   'tン         !i /i:;__;:ノ
              `ー‐'´

507 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 19:54:27 ID:2NmW03qO

                         `''пA          i;;;{         ,シ
                         ヾキッ、         {;;i        ,;シ'
                          ヾ、ハ,        i;;;|        /ソ
                            `H!       ノ,,ノ      ノ;ノ
                            ゙i;;;i!.       /;;;/      //
                             ゙i;;;゙i,    ノ;;;/       //
                             i;;;;;i,  /シ    _,,,ッ';r'´
   ,,_                         ッ、゙i;__i /;;;;シ'  _,,r;;'~ン'´
  `''''≡ッ;、,,,_                     >i,,,∨ヾレ‐''~;;シ'~´
      `''‐ニッュ-、,,,_           ,,,、,,,rォィソ'  ̄`ヾくソ‐'´
          `''''‐-ニッッェ、,,,,,,,_,,,,,,,,,,,,r===┬{::::::::::;;;;;;;;ノ,)i'''''‐--、,,,,_
               `''''──----------弋i,::::::;;;;;;//''‐-、'''''ヾ、,,;;゙~二二ニニニニ
                         ,,r'~シィミッr、く‐,:;;;メ;;;;;\   ̄
                      ,,,r‐'~,シ'″i:;;;;i⌒iバヾ,::;;;;;;;;ハ
                    _,イ~;;シ''~   {;;;;;;|  ヾ、\゙''‐-、,,,ノ
                _,,,r‐'~シ‐'       |;;;;;|   ゙ヾ;\
            ,,,,r‐''~r-‐''~´         j;;;;ソ     ヾ;゙i,
         ,,r‐'~,r‐''~´             /シ´      ヾ;;i!
    ,,,r-‐ニ-‐''~´               /シ         ゙i,ハ
 ,rッニ‐''~´                   //          ゙iハ,_
  ̄                       //            ゙i;;リ
          ゙i;;i,

508 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:09:54 ID:2NmW03qO

/ | ハ    \ ////    ヽ
! l |l、、\     ` 丶 、'´_ 、     、
! l ‖\、 \_     _ /, -`ヽ    }
、 l ‖_ >:=‐  ̄ ̄「 l| l    } 、  ヽ   んっ んんっ…
ヽ 、i`─ '´ ___   | ll ⌒; j  、   ヽ
 \ヽ r,ニ、‐‐'‐' u .l ll   '_ノ   、    ヽ 
   ` \"\):、    | l|  `、 ヽ  、   ヽ
      ヽ  ゞ'^     ! ll   `、 ヽ  、    ヽ
     丿   .:::.  | l|     \ ヽ、 、   ヽ
     丶、_        | l|/lヽ   `>=‐- ミヽ   `、
          `⌒ヽ_  | l| | ハ  /´     `ヽ   、
  チュパ  /  /. `´| l| | l / 〃        `、  、
 チュパ  /   /     | l| | l' 〃            

509 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:13:58 ID:2NmW03qO

                    ( ;;;;;_;;;;; )/'''
                   .-'~;;;;;;;;;;;;;;;;;~'-、
                 /~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
                ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
               ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
               l;;;;;;;;;'    ~''''''''''~    ';;;;;;;;l   |  -|-   .|   、
               .l;;;;;;;;; ノヽ         ;;;;;;;;l .  |   |    |    |
               l;;;;;;;;;; ⌒          .;;;;;;l   レ  (_)`   レ   ´
               k;;;;;;;'  `''''ヽ,,,)ii(,,,r''''''´   .;;;;;l                  __  _
               ヽ;;; ン(◎),ン  <、(◎)< ::;;;|   --|--     .  /    (´ `Y´ `)
                ヽ `⌒,,ノ(、_, )ヽ,,⌒´  ;;/   /|`メ、 〜〜  / _    ヽ、  /
                キ ヽ il´トェェェェイ`li r /    し'|´ ノ     ./'´ ヽ/    ヽ/
           ___/ ヽヽ !l .|,r||||||r| l!  / \__
          /    ""  \ヽ `|||||"´ //      ヽ
         /          \\,||||-//         ヾ
         / ミ          \.||||//         /   i
        / ミ      i       |.||||-−,,'">_    /    ヾ
        /       i!r      /||||  (●)`"' 、,,、/_    i
        |       〈i   _ / u ||||,ノ(、_, )、(●):|>、,\  |
        |       \/ ,__l   ||||| \_ノ ⊂ニニ   `'、 ヽ
        |       /   ニニ⊃(l|||l|||,/!`u .:⊂ニニ     )")

510 :名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:17:39 ID:2NmW03qO

      , .. .    +      。         ’‘        :: . ..
,   ,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な    
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。                       
                初 め て で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
  ,   ,:‘.         ..; ',   ,:‘         ’‘         
           + , .. .              +          ’。

511 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 09:28:38 ID:tLzCM22n

レントゲン撮影の際に被爆用エプロンを掛けたとき、
夏美は典子のシャツの襟元に「マックスマラ」の文字が
見えた。「うわあ、良い洋服来ているんだ」。夏美は少し
驚きながらも、次の瞬間、「でも、お口の中は・・・・」
と衛生士らしい評価を加えていた。「この人、銀歯の下
に虫歯が広がっていることが大変なこと、きっと知らない
んだろうな」。
そんな心配をよそに、典子は撮影を終えると、ユニットに
もどり、鞄から文庫本を取り出し、目を落としていた。


512 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 14:52:44 ID:zfrkRy7k

>>511
続きを楽しみにしてます

513 :歯科 盗撮:2005/06/24(金) 18:56:07 ID:Jm02aPqp

僕も楽しみにしてます>^_^<。

514 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 20:51:56 ID:CCEofwPu

      上、      /⌒ヽ, ,/⌒丶、       ,エ
       `,ヾ   /    ,;;iiiiiiiiiii;、   \   _ノソ´
        iキ /    ,;;´  ;lllllllllllllii、    \ iF
        iキ'     ,;´  ,;;llllllllllllllllllllii、    ナf
         !キ、._  ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
       /  `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´  'i、
       i'   ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_    |
       |  ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  |
        |  if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  |
      |  ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  |
        |  ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  |
        |   iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  |
       |  iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi  |
       |  iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、  |
        ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
      ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
     ´    ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
         ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
         ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi
        ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
       ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、
      ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                 ノ    ゞ

515 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 20:52:16 ID:CCEofwPu

                    ( ;;;;;_;;;;; )/'''
                   .-'~;;;;;;;;;;;;;;;;;~'-、
                 /~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
                ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
               ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
               l;;;;;;;;;'    ~''''''''''~    ';;;;;;;;l   |  -|-   .|   、
               .l;;;;;;;;; ノヽ         ;;;;;;;;l .  |   |    |    |
               l;;;;;;;;;; ⌒          .;;;;;;l   レ  (_)`   レ   ´
               k;;;;;;;'  `''''ヽ,,,)ii(,,,r''''''´   .;;;;;l                  __  _
               ヽ;;; ン(◎),ン  <、(◎)< ::;;;|   --|--     .  /    (´ `Y´ `)
                ヽ `⌒,,ノ(、_, )ヽ,,⌒´  ;;/   /|`メ、 〜〜  / _    ヽ、  /
                キ ヽ il´トェェェェイ`li r /    し'|´ ノ     ./'´ ヽ/    ヽ/
           ___/ ヽヽ !l .|,r||||||r| l!  / \__
          /    ""  \ヽ `|||||"´ //      ヽ
         /          \\,||||-//         ヾ
         / ミ          \.||||//         /   i
        / ミ      i       |.||||-−,,'">_    /    ヾ
        /       i!r      /||||  (●)`"' 、,,、/_    i
        |       〈i   _ / u ||||,ノ(、_, )、(●):|>、,\  |
        |       \/ ,__l   ||||| \_ノ ⊂ニニ   `'、 ヽ
        |       /   ニニ⊃(l|||l|||,/!`u .:⊂ニニ     )")

516 :権現三畳:2005/06/24(金) 20:53:26 ID:CCEofwPu

      , .. .    +      。         ’‘        :: . ..
,   ,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な    
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。                       
                2 度 め で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
  ,   ,:‘.         ..; ',   ,:‘         ’‘         
           + , .. .              +          ’。

517 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 21:08:29 ID:YrTGiSho

↑AAウザイ

小説のほうがいい

518 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 21:10:21 ID:AN5S3ZK+

後ろの看板が、、、 後ろの看板が、、、 http://www.x-hadaka.com/cgi/suit/imgboard.cgi?image=570219.jpg


519 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:10:16 ID:tLzCM22n

書き込めなくなりました



520 :名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:10:58 ID:tLzCM22n

あれっ、突然書き込めた。なんだかとても不安定です。

521 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 06:45:27 ID:VJRL020b

しばらくして衛生士が現像した写真と膝掛けをもって典子
のユニットにやってきた。写真を読影機にかけると、奥歯
のほとんどがインレーに覆われている痛々しい様子が現れ
た。「膝掛けをかけますね」。衛生士の夏美がそういって
典子の腰にある手元から足首にかけてを覆った。上半身は
水色の歯科エプロン、下半身は歯科医院の膝掛けと治療の
準備が整った。「お願いします」。夏美が準備を終えた旨、
さつきに報告すると、その様子を見たさつきはドクターチ
ェアに座った。

522 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 07:37:45 ID:VJRL020b

その様子を感じた典子は文庫本を閉じ、荷台の鞄の上に置いた。やがて
夏美も典子を取り囲むようにバキュームの位置に立った。
「さて・・・」。さつきは座るなり、典子の写真にじっと目を凝らした。
インレーの数が多く全体的に治療がされている。そのうち2本、2次ウ蝕
を認めた。
「説明しますね」。さつきがそういうと、典子はぐっと身を乗り出した。
マスク越しにシャネルの香水のにおいがほのかに漂った。
「私のお気に入りのやつだ」。さつきは一瞬よけいなことを考え、「やっぱ
オフィス街の歯科医院に行きたいな」と思った。
次の瞬間、「いけない」と頭を本題に戻し、説明を始めた。
「加藤さんがしみるっていっていたこの歯とこの歯、この詰めてある白く
映っている銀の下にぼやっと黒くなっているのが見えますよね。ここが虫
歯になっている部分。だからしみるんです」。さつきは淡々と言った。
「えっ、そうなんですか」。典子はすこし意外そうな顔をした

523 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 07:55:42 ID:K0YGFaZL

          _,. -‐''"∴∵``' ‐ .、._
         ,.‐'´∴∵∴∵∴∵∴∵ `‐.、
       ./∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵\
      ,i´∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵ヽ      ぱくっ
.      /∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵i、     
    ,i∴∵∴∵∴∵∴∴∵∴∵∴∴∵∴∵∴l
.    |∴∵∴∵.-=・=-∵∴∴∵∴∴.-=・=-∴∵l
    l∴∵∴∵∴∵∴∴∵oo∴∴∵∴∵∴ .,l         
.    ゙i ∴∵∴∵∴∵ ∵∴∵∴∴∵∴∵∴,i
    . .. ∵∴∵∴(凵凵凵凵凵凵凵凵凵凵)/
       . \∴∵Ξミミミミミヾ巛彡////iii/_   
         ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  
          if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  
         ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  
           ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  
            iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  
          iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi    ゝゝ
      |    iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、 |
          ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
        ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
      ´     ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
           ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
           ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi   丶丶ゝ
          ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
         ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、    ゝゝ  ピクピク
        ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                   ノ    ゞ

524 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 07:56:32 ID:K0YGFaZL

       /\
     /   \
      ̄|  | ̄
    ___|  |__
   / ⌒   ⌒ ::: \   |\
   | (●), 、(●)、  ̄ ̄  \
   |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,    左を見ろ>              こっちは右だバカ!
   |  `トェェェェイ'   .:::::__  ./
   \ `ニニ´  .:::/    |/
 l_!!! ,、 ,..-ヽー'',,.. ' ノ`丶--'ー--、 -―--、 + +   +
 | ! !_!|i::::::::::`´ー''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..、::`ヽ  +     +
 .! ', ,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/---‐'´`\::::\   +
  !、_,イ:::ヽ::::::::::::::::::::::├┤:::/::|        \:::ヽ、_
  ',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l         ヽ'  ヽ

525 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 07:57:00 ID:K0YGFaZL

                   i'
             ,ィ='_,r‐'7‐-、_
             ,X'´  /   ; .Y
         ー、  _f____,i'   ,: i-z==-‐‐'''⌒
           X´   ,'``ー-、_ ノ´
          メ-‐- 、___    `i,
        ,rァ'´      `ヽ、 テ=z、
      rク/゚ __         i_ノ   ヾt、,,_
.,z-‐''´''フアr' ̄‐-テ‐ァ、_,    〉、       ヾ,-
  _,__,r7ク´ ,ゝ´ ̄'‐トヘく`ヽ_,、゚r、i
  '´  ,r' /      弋  | ヽi .|
   / /         ,i  i  .I`'ト、
   /,ゝ          i!  i . /ルゝi、
   、ァ          i' ,i'   i!'` `
    `          ,! /   i,
            __ノ,ノ

526 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 09:12:18 ID:VJRL020b

「加藤さん、この歯、いつごろ治療なさいましたか?」。さつきは丁寧な口調で聞いた。
突然な質問に典子はとまどいながら、「えっと・・もう10年以上前かも・・・。はっきり
覚えてないですね」。
「そうすると、虫歯が銀歯の下で再発するということがあるんですよ。加藤さんの場合はそ
の可能性が強いですね」。そういうとさつきは夏美に手鏡を用意させた。
「ちょっと手鏡をもって、お口を開けてもらえますか?」。夏美がライトを照らすと、おも
むろに患部の説明を始めた。
典子は大口をあけた顔が鏡に映りこんだのを見て、嫌な気分になったが、そうも言っていら
れなかった。
「ここの黒ずんでいるところ、ここが虫歯なんです」。
典子は納得した様子でうんうんと大きくうなずいてみせた。
「では、早速今日から治療していきますか。お時間は大丈夫ですか」。
典子はどうしようか迷ったが、先延ばしにしたところでしょうがないと思い、
「大丈夫です」としっかりした声で答えた。




527 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 09:15:25 ID:K0YGFaZL

      , .. .    +      。         ’‘        :: . ..
,   ,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な    
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。                       
                3 度 め で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
  ,   ,:‘.         ..; ',   ,:‘         ’‘         
           + , .. .              +          ’。

528 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 09:17:03 ID:K0YGFaZL

お前ら、岸利徹大先生に
            .        v-__
      ,--、、_     .|.¨''‐、     { .^>           ,-v._
      .\  ゙l.    ,「 ./      .!  .}           .), .\
       ゙'-、「   .ノ _.<)''ー┐    !  }            |  .:|
      ._,ノ''^^‐ノ厂(゙「v┐ .,}    |  |            !  i′   .,,,v-,,_
 ._,..、v-‐^′_.、v-:'゙.} }.、_ ! .}     ! .},_          ._,,「  ^┐.,,/゙冫  .゙>
 .゙v ,,,v-'''^゙,,、,   .} .´,.,ノ| .}    ._,|  ` ¨'┐     .r‐'^′  ,ノ!'゙>'″.}  .|
    ̄.,,.-‐'^`._冫 .} .「_,,_ | .|,、rー'''^′ .rー‐'′     .゙'‐-'''〕  .┌″   }  :|
     ゙'--'''^゙_   .| .¨,,,,フ! 「 个v-''^| .|           ,ノ  .i'′    .}  ノ
     ._,,v-''⌒゙> [ 「゙,,/  .,ノ   } |          .,/′ │     .}  }
    .゙\-‐''^′..、ノ ゙゙゙,.r') .,rミ^''ー< .! .!         / ノ|  |     .!  .|
    ._,,_ r-‐''゙^''v)!,,,./`/′ ! \ .| 〕 }       / .,/`.!  !     } │
    .〔 .゙'ミ‐'゙}  ノ   ,ノ゙_、 .|   ^''´ ! .|       /′.,/′ |  |     .!  .|    ,,ノア
    .), 〔 } :|  .,r'゙,/|  〕     |  |       } .,/゙ _ .}  |     .|  .゙ー-ー'^/
     .} .゙''^゙ _,,.フ.,r(>'″ .}  }    .|  |       .゙'″ (¨′ !      \___,,,/′
     ミ.,/'¨ ̄  ^′ .<''''′ .|   ,、、..(  !           \ .,|
              .\  .}   \  .}           .゙ー'′
               .^‐┘    .\.丿

529 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:01:52 ID:eKK0MY2s

>528意味不明〜暇人〜小説読みたい。

530 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:09:53 ID:K0YGFaZL

     i
     ゙i
     |                          ,r-,--、,_
      ゙i                          /;;ヽ弋'´ヘ`ゝ、
      |                     ,,__,,__//ミ::::/⌒\:ヽ-ィく
      ゙i              ,,r┬'T''´,゙i,::::i;;;|;;;/:ミ::::メメ、   \\、`丶ィ
      |         ,,,r‐''~「:;:;:;:;\ヽ;;:::゙i::::::レ'::ミ:::::/i!::i!:i!i   \ \イ、ヽ、,ノ
      ゙i   ,r-、,,_ ,r-':::゙i,:;:;:;:;゙i;;;;;;;;;;;〉::}::::i;;;;/:::メ::::::/::i:i::i!:i:!メ=   .\ \ \‐イ─=-、,,r==、
         |  ヽ-、r‐'´;;;;;;;:::::゙!;;;;ノ;;;;;/::::::iiヽ:/:::メ:::::::/ii:::川川トソ  _,,,>、\'''~,,,-==⌒ヽ
       ゙i!  ∧:::::;;;;;;::::::人″ヘ‐、:::::/i{‐-、ノ:::::::/}ノ:ノ川刈::| ̄ ̄~,,r‐''~ヾ=-‐''~´
        ゙ii, {⌒\___/ヽiヾ\┴-/;;;;;:ハ:::\::ノ::/::ノメ-''入ト-‐'~´
        ヾ、iO:::,,=、 ヾ:::r‐、;;;i:::::Y'::/ヽ:::\;\ノ三ニ-‐''~´
        r''-‐/ ̄ ̄ ̄ ̄)`''‐‐-‐'─‐''''''~\:\  __,,r==
        / `'(:},,r-─'''''''''~´          メ、二シ=' ̄
     /´   \:ヾ、                  ̄
    /´      ゙ヽ、\-
   /          \メ,,
   /            /フヽ
  /          ,rニシ´
  |           ヾ´
  |

531 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:10:18 ID:K0YGFaZL

  y               y
   i、   __ _, --- 、_ _  r'
   `ヽ (ノ´ 二ニ二 て) /
     i、,〉'<入_li il_入>tイ、ノ
     〉ー,---─---一'〈
     d〉、___,、___,_j.b
     〈ハ´  ;    ;  `フ〉
    rトiレ         ノj,ュ、
    j iハi j、 、   ,  ,iハ!| l
   / l川ヽーニ`ー‐'´ニ‐'rハ! l
   ノ ,l∧!ヽ'´ ,-─-、 `斤ハル i
  '  |i iミ、r '    `Y メ' l∧ `
    '|j トシ`、,-─-、'ノヘ、j' ハ
   ,1レ「`ヒハニ二ニハノヨ'´、i,」、
  ノ | l iト、ヒ三キー≠三土ノV| ヽ
  ´  |',V`ΥLニlニlニコヘΥ´V|  `
     l 从ヽ 、ー-―ソ'ノ ノ从 l
    l l Yヽヽ \i/ノソヽK jl|
.    lハハ、,ソ7 ' ,Y / ノ、Nlソ
     lノヽ ヽ ソ   V ノ k ソ
     ゝ j  Y    V ノ,iリ
     ヽi y     亡 iリ
      `´       `´

532 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:11:26 ID:K0YGFaZL

             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
            /:::::::::::::::::::ノ ̄ヘ::::::;―、::::::::::::::::::::::::ヘ
          /:::::::::::;-' ̄     ̄    ̄ヘーァ:::::::::i
          i:::::::::彡              ミ:::::::::::ヘ
          |:::::::メ   ........        ......,   ヾ:::::::::::|
          |:::ノ   /   ヽ    /   ヽ ミ::::::::::|
          |::| /    _       _    ヾ::::::l
          |::|    イ(:::)ヽ     イ(:::)メ    |::::::|
          |ノ i    `ー'ノ i    ヽ` ~    イ::イ
          | j }    ~~  ノ;            い
          ゝ:.:.{: . : .    γ    ,、 )、      i丿
          厶:.:.ヾ : .    ` ''`  ~   ヽ     ノつ            この歯フェチの鬼豚ども!
          /i:.:.:.:. : .       ,_    i    /
        /  ヘ:.:.:. : .  i   ハニエ!-!‐ヽ |    ,イゝ、__
      /|     ヘ:.: .  │〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ ノ    /   \:;:- 、 _
    /:;:;:;:;ヽ     ヽ   ! ヾエエEァ´     /      i:;:;:;:;:;:;:;\
  /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ      \  ゝ、:::::::::::  '   ノ       |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ      \        /       /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
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:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\                    /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;|

533 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 12:16:00 ID:OTETLTBy

ID:K0YGFaZLをNGワードに設定したらすっきりした

534 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 13:51:20 ID:VJRL020b

典子から手鏡を受け取ると、さつきは麻酔の準備をするように告げた。
麻酔をしやすいように典子の背もたれを少しばかり下げた。
うまくチェアに身体がフィットしないのか、典子は身体を
もぞもぞとさつきのほうへ動かした。
準備を終えた夏美は、だ液やしぶきが飛んだときに衣服を
汚さぬよう入念にタオルを首もとに置いた。ようやくチェ
アがしっくり身体になじんだのか、典子の動きが止まった。
夏美はそれを確認するとパチッとライトを点灯し、典子の
口元に照準をあわせた。
 麻酔を手に取る前になつきは手指の感触を確かめるしぐさ
をしながら、典子に聞いた。
 「今まで麻酔はしたことありますか」
黙って首を縦に振る典子。
 「気分が悪くなったこととか」
今度は首を横に振った。
簡単な確認をおえると、さつきは表面麻酔の薬を綿に
にとり、典子の歯茎にすり込んでいった。


535 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 15:08:05 ID:KiTtPpcN

http://www.osaka-dent.ac.jp/pe/image00000302.jpg


536 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 15:28:05 ID:KiTtPpcN

ttp://www.hakushinkai.com/hakushinkai/kids04.jpg
ttp://www.hakushinkai.com/hakushinkai/kids05.jpg

537 :歯科検診:2005/06/25(土) 15:52:39 ID:KiTtPpcN

1 ttp://www.sasebo.ne.jp/~fun.kids/year/images/shikakenshin16_04.jpg
2 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC00679.JPG
3 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC00683.JPG
4 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC00682.JPG
5 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC00689.JPG
6 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC02689.JPG
7 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/DSC02687.JPG

(2〜7 ttp://www.ndajp.com/NewsBox/2002schoolcheck/newpage1.htm)

2〜7がオススメ(内容は中学校の歯科検診)!
これを撮影した人は歯フェチかも(ry

538 :歯科検診:2005/06/25(土) 16:01:32 ID:KiTtPpcN

ttp://www.akabira.hokkaido-c.ed.jp/CIMG0168.jpg

539 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 17:02:07 ID:VJRL020b

典子の赤い歯茎にすり込まれていく表面麻酔。これまで苦いとばかり感じていた麻酔が、
バナナ味に加工されているのが、おかしく思えて思わず笑みを浮かべ、口元がゆるんだ。
「では、このままお待ち下さいね」。そういってさつきと夏美がユニットを離れ、しばら
くすると、そのうちにじわじわと効いてきた。典子は寝かされたユニットの上でライトを
ぼおっと眺めながら、まもなく始まる治療に漠とした不安を感じていた。
やがて、さつきと夏美がユニットについた。
「それでは、麻酔を打っていきますね」。さつきが夏美に手を差し出した。
夏美はライトをつけ、麻酔を渡した。
「はい、大きく口を開けてくださ〜い」。デンタルミラーと麻酔を手にした
さつきが口元そばに伸びる。バキュームを手にした夏美の手もまた口元に迫
った。2人に挟まれたさつきは、目をつぶり、2呼吸置いて、鼻で息を吸い
ながら口を開いていった。
「最初、ちくっとしますよ」。さつきはそう断りながら、針を刺しこんだ。
ググッと奥に挿入されていく麻酔の針。一瞬、典子の眉間に皺が寄り、足の
指がぎゅっと握られた。口腔内に刺さった麻酔と、口を開けながら苦悶の表
情を浮かべる典子の顔。それをじっくりと見つめるようにライトは典子の顔
すべてを照らし出す。「もう少しですからねえ」。さつきはそう話しながら、
2、3、4、5カ所と患部の歯の周りに次々と刺し込み、薬液を注入してい
った。




540 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:33:07 ID:K0YGFaZL

       /\
     /   \
      ̄|  | ̄
    ___|  |__
   / ⌒   ⌒ ::: \   |\
   | (●), 、(●)、  ̄ ̄  \
   |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,    左を見ろ>              こっちは右だバカ!
   |  `トェェェェイ'   .:::::__  ./
   \ `ニニ´  .:::/    |/
 l_!!! ,、 ,..-ヽー'',,.. ' ノ`丶--'ー--、 -―--、 + +   +
 | ! !_!|i::::::::::`´ー''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..、::`ヽ  +     +
 .! ', ,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/---‐'´`\::::\   +
  !、_,イ:::ヽ::::::::::::::::::::::├┤:::/::|        \:::ヽ、_
  ',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l         ヽ'  ヽ

541 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:33:21 ID:K0YGFaZL

          _,. -‐''"∴∵``' ‐ .、._
         ,.‐'´∴∵∴∵∴∵∴∵ `‐.、
       ./∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵\
      ,i´∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵ヽ      ぱくっ
.      /∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵i、     
    ,i∴∵∴∵∴∵∴∴∵∴∵∴∴∵∴∵∴l
.    |∴∵∴∵.-=・=-∵∴∴∵∴∴.-=・=-∴∵l
    l∴∵∴∵∴∵∴∴∵oo∴∴∵∴∵∴ .,l         
.    ゙i ∴∵∴∵∴∵ ∵∴∵∴∴∵∴∵∴,i
    . .. ∵∴∵∴(凵凵凵凵凵凵凵凵凵凵)/
       . \∴∵Ξミミミミミヾ巛彡////iii/_   
         ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  
          if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  
         ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  
           ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  
            iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  
          iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi    ゝゝ
      |    iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、 |
          ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
        ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
      ´     ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
           ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
           ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi   丶丶ゝ
          ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
         ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、    ゝゝ  ピクピク
        ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                   ノ    ゞ

542 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:33:48 ID:K0YGFaZL

      , .. .    +      。         ’‘        :: . ..
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      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な    
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。                       
                4 度 め で す          .. ' ,:‘.
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543 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:36:15 ID:VJRL020b

そして六針目。さつきはグググッとさらに麻酔の針を典子の歯茎に差し込み、残った薬液を
目いっぱいの力で注ぎ込んだ。一方で典子の表情は最初こそ、痛がる気配を感じさせたが、
今は、すべてをさつきにゆだねると言ったような感じで、手をおなかの上に組み、大きな口
をあけ、なすがまま注射針が差し込まれ続けている。
「よし、これで大丈夫」。さつきはそう確信すると、注射針を歯茎から抜いた。その瞬間、
2、3滴の麻酔液が口腔内に漏れ出た。
「にがあああい」。典子は口を半開きにしたまま、ユニットとともに起きあがり、あわてて
口をゆすぎはじめた。




544 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:41:13 ID:X55dNWc4

>>543
(・∀・)イイネ!!

545 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:43:07 ID:O3/6njs9

>453
良作だ!!
詳しい口腔状態誰か作ってください


546 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:01:54 ID:K0YGFaZL

           ,r'      ヽ、
           ,i"        ヽ、
          i ヽ          ヽ、
           i ヽ         ▲ヽ、
          /i 丶           ▼ヽ、
            /  i i              ヽ、
.           / __ノi i /⌒i            ヽ、
          l.   `iノ /  / |             ヽ,,
           |   ,,,|./ ``´.丿`丶,           丿
.         l.    |``''' /     '、         ノ
        |  ,___l    |、.    `'、      ノ
.         |   ノ     | `'、    , '"⌒`'"""
         | _/    |` ‐、``''"´l
            | /     ヽ-、 _ ̄`|
         | .      ヽ::::.` 、,|
            | :.       |::::  |
             | ::       |::::  |
          λ:::      ノ:: 丿
         /      , ::::::'/
        /      :/:::::::::/
       /      ::/:::::::::/

547 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:03:00 ID:K0YGFaZL

         |                    __        /
  な そ     |,、_,.、_           _rvヘ-''"´..:::::::::::.. ̄`ヽjヽ ,'  い. そ  立  糞
  い り     l::::::::::::`〜-、      >...:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:.:... ノ  |   う  の  て .ス
  だ ゃ   〈::::::::::::::::::::::::ヾ、    (rソ:::::::::::::::::::::::,ィ:::,、:::::::::.ヽ.  |   の ま  て  レ
  ろ あ   L_:::::::::::::>>1}}      (/::(:r'ハ::f(/ノィノイ(::::::::::! |   か ま  お  を
.   う      厂ト、:::::::;;::::;;:rシ     ゝ(.ン=≧-、`lニニ二r |r-、! |   い 逃. い 
  ?     /::::}} `'´_,、!       ハ!'´li゙}゙f|  '´lリ` |l}、l| .〉  ? げ .て 
\       /.:::ノ′r'フ'⌒´ト       l l;  ̄.ソ     ̄ j「ノノ! |.      る.  .
::::::.`ー一 <、::::)   ´,fリ  \、     ヾ!  Lャ-     ,!r':::リ|       っ  
::::::::::::::::::l fヘ〉l::}   ''""  _´丿       ',  ーニ-''"  ハ::::f′\    て    
::::::::::::::::::\ ゞ'′,      ´ (         i、  ー' /! ぐリ   \         /
ヾ:::::::::::::::::::ゝr-、  i,   ∠´「         _」 \_/ ,!  `ヽ、     ̄ ̄)厂 ̄ ̄
 `(::::::::::::::;;F′ヽ       ャ′  __,,、-‐''"´ |i    , ′    `ー- 、..__
  L;;::::::广′  `ー- 、._  ) /   `‐- _ ′!    /  !  _,..、 ''"´  ``丶、
   ツ       ::::::i ̄__/  _   ヾ    ̄`` r┴'''"´ ̄   -''゙       ヽ.
   _、-''|      /  >'´, ,`´  ̄\へ    ,i          i′         ゙;
=ニ´_   j i    /  i′/ / /  ィ‐-L.._\  ,!          :l           i
   `ー 、_'   _,,⊥-ヽl'' { j= r′   `ヽ、 l           ' 、       .::|
        ヽ '´      \ヽノ .ノ         ヽ| 

548 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:08:47 ID:VJRL020b

「ふううっ」。典子は口をゆすぐと一心地ついたようにチェアの背もたれに身をゆだね、目をつむった。
ほどよく傾いたチェアの背もたれ、ゆったりのばせる足、心地よく流れるクラシック音楽、ちょうど良い
部屋の温度・・。典子は少し気分が良くなるのを感じたが、やがてすぐに麻酔をしたところがしびれて、
唇がふくれあがったように強く感じた。ふっと目をひらくと、右側には鋭く銀色に光るタービンが3本、
左後ろにはバキュームが天井を向いているのが目に入った。「ああ、ここは歯医者なんだ・・・。もうす
ぐ私の歯もまた削られ、銀色の部分がまた増えるんだ・・・」。そう考えるとなんだか少し切ない気持ち
がした。思わずハンドタオルをぐっと口元にあて、いままで歯磨きを時々怠っていたことを悔やんだ。

549 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:16:57 ID:3ydDIc+J

>>548
典子はどうなってしまうんだろう(ワクワク

550 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:17:26 ID:VJRL020b

そんな典子の気持ちの一方で、さつきと夏美は典子の座るユニットの後ろで
ゴーグルをかけた。
そしてラテックスのグローブをつけた状態で指先の屈伸をさせていた。
「よし、OK」。さつき は自分が持つ確かな感触を確かめると典子がいる
ユニットへと向かった。
「そろそろ、しびれてきました」。静かに尋ねるさつき。
「は、はい・・・」。ちょっとばかり声がうわずる典子。
手にはぎゅっとハンドタオルが握られている。
同年代のさつきには、典子が自分の歯を削り取られることへの痛みへの
不安もあろうが、それ以上に女性として白い歯を失うつらさを感じてい
るだろうことが推測できた。
そう思うと、これからタービンを握る自分の手が少し残酷なものに見えた。
『でも、ここで治療をしないと、この人は抜歯になってしまう。それを食い
止めることが、今はベストの選択になるはずよ』。
さつきはそう心にきめ、典子に告げた。
「それでは歯を削っていきますね。痛かったら左手を挙げて知らせてくださ
い。ではイスを倒しますね」。
さつきがチェアのボタンを押した。「グウイイイイン」。低い機械音ととも
に典子の身体とユニット全体が上昇した。やがて、それが止まったかと思う
と、典子の上半身がゆっくりと倒れ込んでいった。

551 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:18:51 ID:VJRL020b

ユニットの背もたれとともに倒れた典子の視界は、さつきと夏美のマスク姿。
そして真ん中には口元を照らす丸いライト、そして天井だけになった。
夏美が歯科エプロンをきれいに広げ、首もとに寄せたかと思うと、その上か
らタオルを下唇の下の部分を先頭にあご、そして首筋全体を覆うようにかけた。
これなら、どんなにしぶきが飛んだとしても、そして典子のだ液が口からあふ
れ出そうと、典子の服を汚さずにすむ。
そばではさつきがタービンを手に取り、バーを入念に選んでいる。
その様子をちょっと不安げにみる典子。
夏美は典子の様子にとまどいながらも、穏やかな口調で切り出した。
「顔にしぶきがかかってもいけないので、顔にもタオルを掛けさせてもらって
いですか」。
断る理由の見あたらない典子はただうなずくほかなかった。
「では、失礼します」。
夏美はそういうと、華やかな顔立ちをした典子の鼻の頭、目から額にかけてもう
一枚別のタオルをかけた。


552 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:20:30 ID:VJRL020b

華やかな洋服に身を包んでいた典子がクリニックに入って数十分後。ユニットの上
では膝掛けに歯科エプロン、タオルで首元を巻き、さらに顔までがタオルで覆われた
格好をさらけ出していた。口紅をぬぐった閉じられた唇だけが姿をみせ、数秒後には
始まるさつきのタービンによる治療を待つのみとなっていた。
タービンバーの装着を終えたさつきはタービンを持ちかえ、さらに左手にデンタル
ミラーを握り、典子の口元に寄せた。夏美もあわててライトを点灯し、バキュームを
典子の口に向けた。
「痛かったら教えてくださいね」。優しい口調で話すさつきに、口元に笑顔を浮かべ、
うなずいて応える典子。
『先生は私の味方。虫歯が敵なのよ。一緒に先生と頑張らなくちゃ。先生お願い
します。そしていたくありませんように』
典子はそう心の中でつぶやくと人前では見せたことのないような大きな口を開けた。
シュルシュルシュル、夏美のバキュームが乾いた音を立てたかと思うと、さつきのタービンが
まず典子の口に入った。



553 :歯科 盗撮:2005/06/25(土) 21:39:22 ID:eKK0MY2s

素晴らしい!ワクワクしてきます!!ジラし方が上手い。

554 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:45:32 ID:K0YGFaZL

     ∩
    _( ⌒)     ∩__
  / /,. ノ ̄\   / .)E)
 /i" / /|_|i_トil_| / /      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |ii.l/ /┃ ┃{. / /     < ボイン!ボイン!ボイン!
 |i|i_/''' ヮ''丿i_/       \_____
 i|/ ,ク ム"/ /
 |(  ヽ -====-\
 ゞヽ     三  ) 
   \ヽ      ノ

555 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:46:04 ID:K0YGFaZL

                    ( ;;;;;_;;;;; )/'''
                   .-'~;;;;;;;;;;;;;;;;;~'-、
                 /~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
                ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
               ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
               l;;;;;;;;;'    ~''''''''''~    ';;;;;;;;l   |  -|-   .|   、
               .l;;;;;;;;; ノヽ         ;;;;;;;;l .  |   |    |    |
               l;;;;;;;;;; ⌒          .;;;;;;l   レ  (_)`   レ   ´
               k;;;;;;;'  `''''ヽ,,,)ii(,,,r''''''´   .;;;;;l                  __  _
               ヽ;;; ン(◎),ン  <、(◎)< ::;;;|   --|--     .  /    (´ `Y´ `)
                ヽ `⌒,,ノ(、_, )ヽ,,⌒´  ;;/   /|`メ、 〜〜  / _    ヽ、  /
                キ ヽ il´トェェェェイ`li r /    し'|´ ノ     ./'´ ヽ/    ヽ/
           ___/ ヽヽ !l .|,r||||||r| l!  / \__
          /    ""  \ヽ `|||||"´ //      ヽ
         /          \\,||||-//         ヾ
         / ミ          \.||||//         /   i
        / ミ      i       |.||||-−,,'">_    /    ヾ
        /       i!r      /||||  (●)`"' 、,,、/_    i
        |       〈i   _ / u ||||,ノ(、_, )、(●):|>、,\  |
        |       \/ ,__l   ||||| \_ノ ⊂ニニ   `'、 ヽ
        |       /   ニニ⊃(l|||l|||,/!`u .:⊂ニニ     )")

556 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:48:22 ID:K0YGFaZL

               -──へへ─- - _
            /:::::::::::::::::::::::│::::::::::::::::::::::ヽ
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       │:::/:::/:::::::::/  ̄`      ´⌒¨ ヽ:::::::::::│
       │::::::/::::::::/ ̄i9f>     <t9ii ¨ ヽ:::::::丿
        │::::::::::::/                ヾ:::|
        丶::::::/         ゝ       |::::|      __________
         ヾ:: 丿   ヽ─----─¬    /:::ノ     /
           |:/ヽ     \ ⌒ /   ノ||ノ     <  続きをお楽しみに!!
            |‖\     ̄ ̄    /|丿       \
            ‖|  丶        ノ ‖          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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          _  - ゙ \       / ` ヽ
         -    \   \    /   / ` ` ヽ
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    /            \  │ /           ヽ

557 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:12:24 ID:6AxIUn7S

最高です。タービンの痛みに耐えるのも良いですが…2度と戻らない自分の白い歯を削り失うという気持ちの描写凄く、凄く良いです。

558 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:31:14 ID:VJRL020b

さつきの持つタービンが典子の歯に押し当てられ、古くなった銀の
詰め物をえぐり始めた。「キュシュイイイイン、イイイン、インインン」。「シュポーーー
ーー」。
「キュウイイイイインイーーーーーーンインインインキュイイイ
イイン」。
さつきはいったんタービンを止め、目にかけてあるタオルをずらし、
手鏡を典子に持たせた。
「加藤さん、今銀歯を外しました。ほら、ここ黒ずんでいるで
しょう。ここが虫歯です。今から削って行きますから」。
典子は今となっては頷くほかなく、首を縦に振った。
「ではお口のほう、失礼します」。夏美がタオルを目にかけ、
バキュームを手に取ると、さつきの持つタービンが典子の口に
入り、典子の腐食した部分とともに白い歯質を鋭くえぐり取って
いった。


559 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:32:51 ID:VJRL020b

やがて、削り終えた歯質の一部が典子の舌に落ち、ざらつき感を
あたえた。「私の歯。本当、どんどんなくなっていくのね」。典子
はけたたましく鳴り響くタービン音とバキュームの下で、言いよ
うのない悲しみに襲われた。タービンのバーが歯の奥の方へと深
化するのを感じながらも、不思議と痛みは感じない。ただ、言い
しれぬ喪失感が典子を襲う。
 再び、タービン音が止まった。目の前はタオルの生地しかみえ
ない。すると、すこしまたユニットの背もたれが下がった。
「では口を開けてください」。
再び、タービンとバキュームが口腔内に入ってきた。「ギュイン
ギュイン」。振動だけが典子に伝わってくる。
「ああ」、私の歯、いったいどのくらいなくなればいいの」。白い
歯質が少しでも残って欲しい。典子はまだかすかな期待をつない
でいた。
一方、神経だけでも残したいと思うさつき。典子のウ蝕は長い
回廊のように削っても削っても奥へとつながっていく。黄色い
象牙質がみえ、突然大きく虫歯の空洞が広がった。
「これは神経をとるほかないわ」。
さつきは再び、ことりとタービンを置いた。


560 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:33:47 ID:VJRL020b

「やっと削るのが終わったわ・・・」。ほっとしたようにスピッ
トンに向かってうがいをする典子。腰をくねらせて、口をゆすぐ
際、両足をそろえてユニット上でも斜めに見せる女性らしいしぐ
さにさつきは同性としての品の良さを感じた。
うがいを終えて、口をぬぐいホッとした様子の典子に、さつきは
手鏡を差し出した。
「ちょっとお口をあけて見て頂けますか」
典子の表情に落ち込んでいく様子が見て取れた。
「ごらんの通り、虫歯はまだ奥まで進行しています。この分だと
神経を守るのは正直、厳しいかと・・・」。
そばで精一杯、真剣な様子でタオルを手に聞き入る夏美。典子は
つとめて冷静さを取り戻し、聞いた。
「では、どうなるんでしょう」。
「神経とった歯は弱ります。だから、根の治療をして、そして土
台をつくって、そしてその上からかぶせることになります」。
「それはひょっとして・・・・」。典子に母が持つ銀のクラウンが
浮かんだ。ニッと笑ったときに根本まで光る銀歯。まさか20代で
そんなことになるなんて・・・。
治療の痛みもさることながら、典子はこれから迎えることになる
ことのほうが精神的によほどダメージが大きいことを実感した。
「加藤さんが想像されているとおり、銀歯で覆ってしまうという
やり方です。クラウンなんて私たちは言うんですけど・・・」
「白いものではできないんですか」
「できますが・・・・、10万前後します。保険外の自由診療に
なりますので・・」
「そうなんですか・・・」。典子はようやくことの重大さを知り、
肩を落とした。



561 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:49:38 ID:K0YGFaZL

      , .. .    +      。         ’‘        :: . ..
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 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な    
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。                       
                5 度 め で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
  ,   ,:‘.         ..; ',   ,:‘         ’‘         
           + , .. .              +          ’。

562 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:50:09 ID:K0YGFaZL

               -──へへ─- - _
            /:::::::::::::::::::::::│::::::::::::::::::::::ヽ
          /::::::/:::::/::::::::::│ヽ:::\:::\::::`ヽ
         /::::::::/::::::/::::/:::::人::::::ヽ::::::::ヽ:::::::丶
         /::::::/::::::/:::::/::::::::/   \::::::ヽ:::::ヽ:::::::ヽ
        /:::::/::::/:::/::::::::: /      \::::ヽ:::丶::::│
        /::::/:::/::::/::::;;;;;/        \;;:ゝ:::::::::亅
       │:::/:::/:::::::::/  ̄`      ´⌒¨ ヽ:::::::::::│
       │::::::/::::::::/ ̄i9f>     <t9ii ¨ ヽ:::::::丿
        │::::::::::::/                ヾ:::|
        丶::::::/         ゝ       |::::|      __________
         ヾ:: 丿   ヽ─----─¬    /:::ノ     /
           |:/ヽ     \ ⌒ /   ノ||ノ     <  続きをお楽しみに!!
            |‖\     ̄ ̄    /|丿       \
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             ‖  │ `  ̄´ │  |
               /       丶
          _  - ゙ \       / ` ヽ
         -    \   \    /   / ` ` ヽ
      /´       ヽ   `▽´   /        ヽ
    /            \  │ /           ヽ

563 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 23:20:54 ID:VJRL020b

典子はしつこく迫った。
さつきは首を振った。「加藤さんの気持ちは私も一緒です。同年代の同
性として・・・でも、ここまで進むとC3といって、まず無理なんです。
残念ながら・・・。そしてこのまま放っておくと、歯を抜かなければな
「先生、どうしてもどうしても神経はとらなくてはいけないんですか」。
りません」。
典子は鉄の棒で頭を殴られたような衝撃を受けた。「銀歯をかぶせる」「嫌
なら10万円」「抜歯」。その3つの言葉が頭から離れない。
「コチコチコチ」、診察室の時計の秒針を刻む音が響いた。「今見えている
私の白い歯はいず消えてなくなるんだ。なくなるんだ」。頭の中でリフレ
インした。「でも抜くのはもっと嫌」。結論は見えたようなものだった。
典子の歯すべてを削り取ろうと待ちかまえるタービンを前に、自分なりの
結論をさつきに伝えた。
「そう・・・ですか。わかりました。先生、治療を続けてください。お願
いします」。典子は口元をいとおしそうに押さえながら言った。
「わかりました」。さつきはそう応えると、ユニットチェアを倒すボタンを
押した。典子を乗せたチェアは何もなかったかのように、上昇し、典子の
顔はさつきと夏美の手元へと倒れていった。


564 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 23:21:41 ID:VJRL020b

再び治療の姿勢に脅された典子。夏美はタオルを首元と顔にそれぞれ手際
よく掛けていった。さつきはすでに手の指の屈伸をし、首を回して長い切
削にかかる準備をしている。
タービンを取り、切削にかかろうとすると、典子の身体全体が少しこわば
っているのを感じ取った。
「大丈夫です。麻酔はしっかり効いていますから、痛くはないはずです」。
そう努めて明るくいって、肩をたたいた。
典子も口元をゆるめ、懸命に明るく振る舞って応えて見せた。
和やかな雰囲気が戻ったところで、さつきは夏美に目配せをして、バキュ
ームを手に取らせた。ライトが点灯し、すぐに典子の歯を再び削り始めた。
「キュキュイイイイイン、キュインキュイイン」
タービンが再びけたたましく鳴り響き、典子は自分の歯が再び削られゆく
のを感じた。痛みは不思議と感じない。ただ振動を感じるに過ぎなかった
が、典子はタオルの下でとめどなく流れ出す涙を止めることができなかっ
た。「私は大切な白い歯を失ったわ。もうすぐ銀歯になってしまうのよ。
どうしてもっと歯をきちんと磨いておかなかったのかしら」。悔しいとも
悲しいともつかない涙がどっとあふれ、肩が小刻みに震えた。

565 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 23:25:13 ID:K0YGFaZL

             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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          厶:.:.ヾ : .    ` ''`  ~   ヽ     ノつ            この歯フェチの鬼豚ども!
          /i:.:.:.:. : .       ,_    i    /
        /  ヘ:.:.:. : .  i   ハニエ!-!‐ヽ |    ,イゝ、__         続きも読めよ!!
      /|     ヘ:.: .  │〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ ノ    /   \:;:- 、 _
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566 :名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 23:48:14 ID:VJRL020b

「加藤さん、削るのはこれで終わりです。後は歯の中を掃除して終わり
です。楽にしてください」。
そういうとさつきは歯髄を抜き取り、薬を根に詰め込んだ。
「はい、お疲れ様ぁ」。さつきがそういうと、夏美が顔と首のタオルを
取り去り、うがいを進めた。
「さっきもおはなししましたが、かぶせるものを銀にするか、自費の白
にするかは、ちょっと考えていてくださいね」。
「お疲れ様でした」。夏美が水色のエプロンを取り外し、ユニットテーブ
ルを前に押した。典子はスリッパを履くと、ヴィトンの鞄と文庫をもって
診察室を出た。
「夏美ちゃん、今の加藤さん、自費にしてくれるかしら」。診察室を出た
のを確認するとさつきは小声でささやいた。
「どうでしょうねえ。意外と歯にかけるまでのお金はなかなか・・・・」
。タービンバーを外し、ユニット全体についた典子のだ液の混じったし
ぶき拭き取りながら、夏美は首を振った。
「でも、銀のクラウンにヴイトンの鞄とマックスマラの服は合わないわ
よ。私は白にすると思うな」。二人がとりとめのない話をするうちに次の
OL患者が来院した。
同じように抜髄治療を控えた患者だ。典子と同じようにうちひしがれた
様子。「OL治療は残酷な場面も多いけど、結局は自業自得。そう割り切
れば実入りはこっちのほうが・・・」。さつきはオフィス街の歯科医院開
設構想をほのかにふくらませるのだった。(完。続きがあればよろしく)



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0ch BBS 2007-01-24

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