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虫歯&銀歯の女の子
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虫歯&銀歯の女の子
- 1 :名無しさん@ピンキー:04/07/19 16:12 ID:8MZmTy88
こんな子に激しく萌えます http://up.nm78.com/data/up047068.jpg
- 613 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 15:28:47 ID:A3i352Km
小説の作者さんへ 荻原先生が治療された銀歯というのはクラウンのことですか?
- 614 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 15:59:26 ID:RR9eErrI
>>613 それまでは、クラウンは入ってなかったんじゃなかった? 今回のでクラウンになったかも。上の6番。 と、自分は思ってます
- 615 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:14:17 ID:RR9eErrI
ちょっとマンネリだったので、新しいのかいちゃいました。 読みきりなので許して。 桜野高校の昼休み。 2年B組の大野香緒里は、廊下で、担任の真鍋先生に声をかけられた。 「大野さん。」 「はい。」 「大野さん、このあいだの歯科検診の日、お休みだったわよね。」 「ええ・・風邪を引いてしまって」 「今日、歯科検診をお休みした人のために、もう一度、歯科の先生が来て下さってるの。 今から保健室に行ってもらえる?」 香緒里の顔が、一瞬強張った。 「大丈夫よ、一人じゃないから。けっこうたくさんいるみたいよ。 私が養護の先生に怒られちゃうから、ちゃんと行ってね。」 「はい・・・」 香緒里は、重い足取りで保健室に向かった。 歯医者の嫌いな香緒里が最後に歯医者に行ったのは、小学校4年生のときだった。 その後も、年に一度の忌まわしい歯科検診で、虫歯は見つかっていたが、 「歯科受診のおすすめ」を親に渡さないという方法をおぼえ、そのまま放置していた。 しかし、高校に入ってからは、歯科検診の日に休めばいいんだ!と思いつき、 去年と今年の歯科検診をパスしていた。今年もうまくいったと思ったのに・・・・ なんで検診をもう一度やるなんてことになったのだろう。しかも抜き打ちで! 「失礼します」 保健室に入ると、すでに10人ほどの生徒がいて、皆、暗い顔をしていた。 養護教諭の牧野が、香緒里を見つけてやってきた。 牧野は、オールドミスと陰口を叩かれる、怖い中年の女性だった。
- 616 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:19:56 ID:RR9eErrI
「はい、クラスと名前。」 「2年B組の大野香緒里です」 「大野さんね・・・」 健康診断簿の中から、香緒里のものを抜き出した牧野が言った。 「大野さん、去年も歯科検診、休んでるわよね。見られたくないものでもあるのかしらね。」 「いえ、風邪を・・」 「ま、いいのよ、どうせわかることなんだから。中学から送られてきているあなたの健康診断書に、 未処置の虫歯があるって書いてあるのよね。どうせ治してないんでしょ」 香緒里が無言なのを見て、牧野はさらに得意そうに続けた。 「歯科検診の日は、いつもより、欠席者がちょっと多いのよ。で、ピンと来たわけ。 今年から追加検診を、いきなりやることにしたの。正解だったわ。 今のところ、5人終わったけど、欠席した生徒の方が、口腔状態がひどいのよね。 あなたもその口でしょう。」 香緒里は、うつむくしかなかった。 「うまく逃れたって思ってただろうけど、私の目だって節穴じゃないのよ。 でも、あなたたちの健康のためにやってることだから、ね? まあ、うちの学校は、生徒の自主性を重んじる、って主義だから、結果を家に送ったりはしないわ。 それでどうなっても、あなたの責任だから。でも、自分の歯の状態は知っておいてもらいたいの。」 そこで、次の生徒が入ってきたので、お説教は終わりになった。 歯医者に行かされるわけじゃないなら、いいかな・・と、楽天的な香緒里は思い始めた。 みんな、歯科検診逃れなのね。そう思って周りを見ると、皆、バツの悪そうな顔をしている。 香緒里よりもふたり前に並んでいるのは、去年同じクラスだった、麻衣だ。いつも威張っていて、嫌いだったのだが、 今は泣きそうな顔をして、おとなしい。ちょっと、いい気味だ。 その前にいるのは、同じクラスの雅子。文芸部で、おとなしく、真面目な子、くらいにしか思っていなかったが、 彼女も、歯医者が嫌いなのかな・・・ほとんどしゃべらないし、笑わないので、どんな歯をしていたかなんておぼえていないが。 そのとき、 「やっぱり、嫌ぁっ」 という悲鳴が聞こえた。歯科医の前の椅子に座るのをいやがっているようだ。助手らしき女性に、腕をつかまれている。
- 617 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:21:06 ID:RR9eErrI
「なんにもしないから。診るだけだから。」 よっぽど嫌なのかしら、と、声を上げている生徒をみると、一学年上の、中野香織だった。 香織は、顔がかわいく、成績も優秀、スポーツも得意、と、下級生の憧れの的だった。 香緒里も、名前が似ているので、少し気になっていたのだが。 まわりも、自分のことを忘れ、アイドルの運命を、やや興味津々で見守っている。 牧野と助手に腕をつかまれ、椅子に座らされると、助手が、後ろから、容赦なく香織の口を開けさせた。 「ほーぅ。」 歯医者が、感心したように言った。 「こりゃひどい・・かわいい顔してても、歯がこれじゃねえ」 香織はすでに、硬直してしまっている。香織を見つめる生徒たちの視線に、少し残酷な光が混じった。 「じゃ、左上から・・7番C3、6番さんかく、5番C3、4番C2、3番斜線、2番C2、1番C2、右行って1番C1,2,3、4斜線、5番C3、6番さんかく、7番C2」 それはさすがにひどいわ。虫歯だらけじゃない。と、香緒里は思っていた。数年後、虫歯を放置した自分が同じような状況になることは、想像もしていない。 「下行って、8番C2、7番C3、6番C3、5番C2、4番まる。3番まる。2番から左下4番まで斜線。5番C2、6番C3で7番まる。8番C2、以上です」 香織は泣き出してしまったが、歯医者はそれにかまわず、言った。 「ボロボロだね。特に、詰め物が取れたのを放置したり、治療の途中でやめるのは良くないな。これだと、30前に入れ歯だよ。 気付いてないかもしれないが、虫歯やら膿やらで、口もかなり臭いよ。かわいい顔が台無しだ。」 涙を拭きながら出て行く香織を、皆が哀れみの目で見送った。 「はい、次。」 そうだ。自分も検診があるのだ。そして、他の生徒に聞こえているのだ。ということに、気が付いた。そっちの方がやだな・・・ 「ねえ、あなたも、歯科検診、わざと休んだの?」 前に並んでいる生徒に聞かれた。どうやら、3年生だ。
- 618 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:21:41 ID:RR9eErrI
「・・はい。」 「そうなんだ。別に、歯科検診なんて、たいしたことじゃないじゃん。私は法事があって休んだけどさ、そんなに嫌なものなの?」 「歯医者に行かされるのが、嫌で」 「へえ。私、生え変わるときに奥歯抜きに行ったくらいだから、わからないや。 ま、怖いもの知らずの香織も、あんなに放っとくくらいだから、嫌なとこなんだろうね」 彼女は、興味深そうに言った。たしかに、歯も丈夫そうだ。 「中野さん、かわいそうでした・・」 「ん?でも、香織の口が臭いのは、クラスでは有名だよ。 最近、彼氏に振られたらしくて、本人は理由がわからないとか悩んでるけど、私らに言わせれば、 口が臭いせいだと思うなあ。ちょっとキスとか無理だよね。内緒話もけっこうキツいもん。 前歯も黒くなってるし、治せばいいのに。」 彼女は、他人の不幸は蜜の味、というように、少しおもしろそうに言った。 「そこ、静かに。」 牧野に注意されたので、2人で顔を見合わせて、口をつぐんだ。 雅子の番になった。後ろがさわがしくてよく聞き取れなかったが、どうやら、前歯がかなり虫歯らしい。 「女の子なんだから、ちゃんと治さないと。」と歯医者に言われている。 「そういう、女の子だからとかいうの、良くないと思います」雅子が抵抗するが、牧野に、 「女の子だからとか関係なく、そんな前歯、さっさと治しなさい!見た目が汚らしいのよ!」 と、怒られ、おもしろくなさそうに、保健室を出て行く。 前歯が虫歯になったら、さすがに治すわよ、みっともないもん、と、思う、高校2年生の香緒里であった。
- 619 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:37:22 ID:RR9eErrI
次は麻衣だ。 「おねがい、します」 礼儀正しい麻衣に、歯科医は満足そうだ。 「はい、じゃ、口開けてー。もっと大きく開けてもらえるかな」 すかさず、助手がうしろから口を開かせる。 「まあ、それほどでもないけどね、この、6歳臼歯の銀歯、3つも取れちゃってるけど、いつ取れたの」 「中学2年のときと・・・去年です」 「中学のはこっちかな。ずいぶん放っておいたね。歯が欠けて、なくなっちゃってるよ。」 「歯・・抜かれちゃうんでしょうか」 「この、古いのは抜くことになるかもしれないね。」 麻衣が、体を硬くするのが後ろからでもわかった。 「ま、とにかく、歯医者に行かないと治らないから。ちゃんと行くんだよ。」 「ありがとうございました・・」 抜くなんて、大変そうだけど、あんまり虫歯なくて、正直、つまらない、と香緒里は思った。 次は、歯の丈夫そうな3年生の番だ。早く終わりそうだ・・・その次が・・・香緒里は、緊張してきた。 たしか、中3の歯科検診では、奥歯が5本くらい虫歯だと言われた気がする、と、頭の中で考える。 特に痛いところは、ない。舌で、歯を触って確認していく。 ああ、左上の銀歯が、このあいだ、キャラメルを食べていて、取れてしまったのだった。でもこれは虫歯って言わないかな。 あと、前歯の間が一箇所、ひっかかるような気がするけど、気のせいかも。 と、都合よく考えていると、前の3年生が歯科医に注意されているのが聞こえてきた。 「まあ、歯の丈夫な人は、歯磨きも雑になるからね。どうしても多いんだよ。若くても。 歯周病っていうと、歯槽膿漏のことだからね。ちゃんとケアするように。」 彼女は、うなだれている。 この人、歯槽膿漏だったんだわ。思わず、冷たい目で見てしまったようで、 帰り際、目が合った彼女は、視線を伏せて、逃げるようにして、帰って行った。
- 620 :香緒里・高校生編:04/09/17 18:37:49 ID:RR9eErrI
「はい、次。」 いよいよ香緒里の番だ。 覚悟を決めて、口を開ける。 「んー、たいしたことなさそうだけど・・・ああ、でも、ちょこちょこ虫歯を溜め込んでるね。」 歯科医の言葉に、鼓動が速くなる。 「じゃ、左上から行きます。7番、C1。6番、C3。5番、C1。4番3番斜線、2番C2。1番から右の4番まで斜線、5番C1、6番まる、7番斜線。」 ときどき、カリカリカリ、と、探針で引っかかれるたびに、びくっとする。 「下行って、7番斜線、6番まる、5番C1、4番まる、3番から左の4番まで斜線、5番C1、6番まる、7番斜線、です」 口を閉じると、ミラーの消毒液の匂いが口の中に広がった。 「まず、つめものが取れたら、すぐに歯医者に行くこと。放っておくと、虫歯が大きくなるし、 大きい虫歯になると、そこから虫歯が口の中に広がっていきやすくなるからね。」 つめなおしてもらうだけで済むなら、行くわよ、と、香緒里は思っていた。 「ひどいのはないんだけどね、歯の間に小さい虫歯が多いね。 ちゃんと歯が磨けてないんじゃないの?」 そう言って、歯科医は笑った。香緒里は、カッと赤くなった。こういうことを言われるから、行きたくないのだ。 「こんなに虫歯があったら、恥ずかしいよ。彼氏にも嫌われるよ」 「彼氏なんて、いません。」 「そりゃよかった。彼氏ができて恥ずかしい思いをする前に、早く治すんだね。きっと長くかかるからね。」 このセクハラおやじめ、と、香緒里は、椅子から立った。 彼氏に、歯なんか見せるわけないでしょ。 女子校育ちで、まだ彼氏のいない香緒里は、そんなことを思いながら、保健室を出た。 1ヵ月後。「歯科受診のおすすめ」の紙が配られた。 未処置 7本 と、くっきり書かれているのを見たときは、一瞬胸が痛んだが、 帰り道、駅のゴミ箱に、丸めて捨ててしまい、香緒里は、歯のことを心の中から、消し去った。
- 621 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 18:38:39 ID:RR9eErrI
終わりです。 また、他の編の続きも期待してます。
- 622 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 19:22:43 ID:fq46RTt9
確かに、これだけ長くなると本編のマンネリ化は避けられませんな・・ 横道のストーリーに期待♪ >>615-620 さんくす♪
- 623 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:09:33 ID:RR9eErrI
「こういうシーン好き!」とか、レスポンスがあれば書きやすいんだけど。 子供もの好きな人とかいるのかな
- 624 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:16:17 ID:+zoMP36Z
9月期は「少しずつ」が追いついてからの方が判りやすいかなあ、と思ってる。 高校歯科検診編最高!
- 625 :624=579:04/09/17 20:19:00 ID:+zoMP36Z
名乗り忘れてた。9月期書いた579です。
- 626 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:25:54 ID:fq46RTt9
あ、俺子供物好きだー 中学生ぐらいが最高w
- 627 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:54:35 ID:RR9eErrI
じゃ、がんばって少しずつ編進めないと・・ 中学生って、どのくらいだったっけ、歯。 たまに乳歯残ってるくらいかな、中1くらいだと。 で、まだ、親に言われて、ちゃんと歯医者行ってたりして。 ぶつけて歯を折った子くらいしか、差し歯っていなかったよね。 いつごろfirst差し歯になるんだろう・・
- 628 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:58:52 ID:fq46RTt9
中学生だと・・普通なら全部生え替わってて、7の根は未完成・・? 検診の紙を隠したりとかしてそーw 虫歯で差し歯になるのは・・いつ頃からなんだろー・・
- 629 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:05:42 ID:b3et0g7R
30過ぎてからじゃないの?
- 630 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:10:42 ID:Axr0ykSS
子供かなり好きです!乳歯と永久歯が混合になってる6才〜8才くらいの子がいいです。 永久歯虫歯にして歯医者さんにおこられたり、お友達同士であーんしたり…。歯並びがちゃがちゃで矯正行き。それで歯磨きできなくて虫歯みたいのとか…。
- 631 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:45:46 ID:az01Li6t
>>627 俺の知人の女の子、初めて会った中1の頃から 上の前歯が立派な6連差し歯だったよ! 奥もしっかり治してあったみたいだけど、かなり虫歯が多かったみたいなので、 虫歯で差し歯にしたんじゃないかと思ってる。
- 632 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 03:30:16 ID:rmkoS1jI
どうやら、早い子だと高校あたりで虫歯で差し歯ってそこそこあるみたい 631の女の子はかなり早いね
- 633 :Mr名無し:04/09/18 08:53:45 ID:Cb+0aknc
差し歯、矯正って高校からじゃないですかぁ? 今の女子高校生ってお洒落な子だったら、白い綺麗な歯並びに憧れるから・・・
- 634 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 08:55:12 ID:hp0OJdLW
今度は矯正の物語りを作くりましょ。 上下フルメタルの矯正装置を付けられた女の子が、コンプレックスで悲しむストーリーを!
- 635 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:04:50 ID:Y5nlKjNt
>>633 矯正は小学生くらいからやるでしょ うーん、矯正の話か、自分は全然そそられないんで書けないな、誰かよろしく
- 636 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:06:38 ID:Y5nlKjNt
ってか、矯正装置付けてる子は希望に燃えてたりして、 コンプレックスはないんじゃないかなあ 歯がうまく磨けなくて虫歯だらけにしちゃったってのはアリ
- 637 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:16:35 ID:hp0OJdLW
ありかな? 矯正してる子は嫌々やってる子も多いですよ
- 638 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 15:18:12 ID:Y5nlKjNt
「次はゴムが強くなるの」とか、「ここは抜いて、動かすんだよ」とか、 いろいろ嬉しそうだったから、どこにコンプレックスを感じるのかぴんと来ない・・ 公立の学校とかで、矯正がマイナーだと違うのかな。 うちは中学から女子校で、矯正が流行ったみたいで、けっこうみんなやってたからなあ。 あと、これは趣味の問題ですから^^; そそられないやつは書けないんだよね・・ 634さん、ちょっと書いてみて。
- 639 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 18:47:22 ID:MEJlSaK7
CSパワープラッツ 歯科医にイジられて私はもう・・・ 治療中、緊張している女をイタズラするこの快感!上の口も下の口も徹底治療!診察台の上で前から後ろからズコバコ強引FUCK!本当は期待してたんじゃ・・・と思うくらい乱れまくる女たち!俺のムスコで歯の痛みを忘れさせてやる!!(88分) 17(金) 0:07〜/3:12〜 18(土)、20(月)、22(水) 21:36〜/0:41〜/3:46〜 19(日)、21(火)、23(木) 23:07〜/2:12〜
- 640 :かおり:04/09/18 21:54:10 ID:ZnNgqG+Q
へえ、矯正編もはじまるのかな? 639みたいなのは、けっきょく、”下の口”がメインなので、いまいちなことが多いですよね。 ちょっと毛色を変えて書いてみたけど、どうだろう。 はいしゃさん 1年1くみ 大のかおり わたしが、きのう、学こうを休んだのは、はいしゃさんにいったからです。そのことをかきます。 おとといのよる、ごはんをたべていると、 「ガリッ」 というおとがしました。なんだろうと思って、出してみると、くろい石のようなものでした。 「おかあさん、ごはんに石がはいっていたよ」 と、おかあさんに見せると、 「これ、ぎんばじゃないの。」 と、いいました。 「口あけてごらん」 と、おとうさんにいわれて、口をあけると、 「あー、かおり、ぎんばがとれちゃってるよ」 と、いわれました。 わたしは、ようちえんのころから、虫ばがいっぱいあって、おくばはぜんぶ、ぎんばです。 左の下のぎんばが、とれてしまいました。 「あした、はいしゃさんに行ってつめてもらわないとだめね。」 と、おかあさんがいいました。わたしは、かなしくなりました。 はいしゃさんに行くとき、おかあさんはおこっているし、はいしゃさんは、いたくするからです。 そのあと、おふろに入って、ねるとき、きゅうに、はがいたくなってきました。 おかあさんにいうと、おこられるので、少しがまんしました。 でも、どんどんいたくなってきて、とうとう、ないてしまいました。
- 641 :かおり:04/09/18 21:54:32 ID:ZnNgqG+Q
おとうさんが、 「かおり、どうしたの、はがいたいの。」 と、いってくれました。おとうさんも、虫ばがたくさんあって、 「かおりのはがわるいのは、あなたのせいよ」 と、よく、おかあさんにおこられています。 おとうさんは、さいきん、小さい入ればを入れたので、よるは、入ればをはずして、コップに入れてねます。 おかあさんは、 「きたならしい。」 と、また、おこっています。 「虫ばになっちゃうんだもん、しょうがないよな、かおり」 と、おとうさんはいってくれます。 それで、はがいたいというと、こおりでひやして、くすりをのませてくれました。 きのうのあさ、おきても、はがいたかったので、あさごはんはたべられませんでした。 おとうさんが会しゃに行ってから、なきながら、おかあさんとはいしゃさんにいきました。 「とれたぎんばをつけてもらうだけだから、すぐおわるわ」 とおかあさんがいったので、すこしあん心しました。 おかあさんが、 「ぎんばが、とれてしまって。」 というと、はいしゃさんは、 「いたかったね。よくがんばったね」 と、いってくれました。いまのはいしゃさんは、ちょっとやさしいです。 それから、いすにすわって、みてもらいました。 「あー、かおりちゃん、ぎんばの下が虫ばになっちゃったんだよ。もう一かい、なおさないとね」 と、はいしゃさんがいいました。
- 642 :かおり:04/09/18 21:55:30 ID:ZnNgqG+Q
わたしは、ぎんばをつけてもらうだけだとおもっていたのに、またなおすときいて、こわくなりました。 お母さんも、こわいかおをしていました。 なおすときは、けずるので、ちゅうしゃをされます。 「ちくっとするからねー、がまんしてねー」 と、おねえさんにいわれて、ちゅうしゃをされました。 でも、いたくて、ないてしまいました。 それから、もっといやな、ドリルがちかづいてきました。 「ヒューン、ガリガリ、ガリガリ」 というおとがして、はをけずります。 いたくて、あしをバタバタしてしまったので、おねえさんがとんできて、 体をおさえられました。 「はい、ぶくぶくしていいよ」 と、はいしゃさんにいわれて、やっとけずるのがおわって、うれしかったです。 でも、うがいをしているとき、ぎんばのとれたところをさわると、はがなくなっていました。 びっくりしました。おとうさんみたいに、入ればになるのかな。 はいしゃさんにきくと、 「ふつうの、ぎんばになるだけだから、だいじょうぶだよ」 と、いわれたので、よかったです。 そのあと、へんなあじのゴムをかんで、かたをとりました。 もう一ど、口をあけて、はいしゃさんが、はをつくってくれました。 「でも、あんまり、こっちでかまないでね。」 といわれました。 おわったとおもったら、 「かおりちゃん、もう一かい、お口の中みせてね」 と、いすをたおされました。
- 643 :かおり:04/09/18 21:56:02 ID:ZnNgqG+Q
あーん、と、がんばって大きく口をあけると、はいしゃさんが、さきのとがったぼうで、 はをガリガリこすってから、 「あーあ、かおりちゃん、おとなのはが虫ばになっちゃってるよ」 と、いいました。 おかあさんは、 「えっ、本とうですか」 と、こわいこえをだしました。 はいしゃさんが、おかあさんに、 「ほら、下に、2本、生えてきているでしょう。これはおとなのはです。でも、もう虫ばになっています」 と、いいました。 おかあさんは、 「おとなのはなのに・・わたしは、虫ばになんかなったことないのに、かおりは、もう」 と、かなしそうにいいました。 わたしも、おとなのはが虫ばになったときいて、かなしくなりました。 はいしゃさんは、 「まあ、かおりちゃんは、はがよわいですから、しょうがないです。なおしましょう。」 と、いいました。 また、はをけずられるのは、いやだったけど、虫ばになったので、がまんしました。 「いたかったら、左手をあげて。」 と、いって、ちゅうしゃはしませんでした。 けずっていると中、いたくなってきたので、左手をあげました。でも、はいしゃさんは、 「もうちょっとだから、がんばってね」 といいました。わたしは、いたくて、また、ないてしまいました。
- 644 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 21:56:31 ID:BgsWPlfb
すげえセンスいいスレと思い読みはじめたが、 途中で萎えた 超ツマラン物語はよそでやってくれ
- 645 :かおり:04/09/18 21:57:42 ID:ZnNgqG+Q
けずったあと、 「ここは、すぐになおるからね。」 といって、かたをとらないで、つめてもらいました。 「まえばも、おとなのはがはえてくるけど、ちゃんとはみがきしないとだめだよ。また虫ばになっちゃうよ。」 と、はいしゃさんにいわれました。 いえにかえって、かがみでみると、下の一ばんうしろのおくばも、小さいぎんばになっていました。 おくばは、やっぱりぎんばになるのかな、とおもいました。 また、あした、あたらしいぎんばをつけてもらいに、はいしゃさんにいきます。 あしたでおわるといいな、とおもいます。 おわり 終わり。
- 646 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 22:26:38 ID:2G8EZe6y
>>644 さあ、読まなければいいのでは、2ちゃんだし。 自分はけっこう充実してるので好き
- 647 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 22:28:24 ID:JdiHSs9O
(・∀・)イイな、日記・・ 香緒里は昔からかー・・そんな感じはする。
- 648 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 03:05:53 ID:bZMfAoYd
「虫ば」と「ぎんば」にやけに萌えてしまった・・
- 649 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 03:57:31 ID:d68jf8f9
男の人編も読みたいなあ。高校生とか20代後半の人がイイ! 男の人が泣くのって萌え。治療するのも男の先生でわざと痛くするとか。 夏美は性格悪いから部分入歯になって屈辱を与えて欲しい。
- 650 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 07:23:26 ID:C1N4W8b3
矯正ストーリーまだかな? こんなのはどうかな? 陽子、小学六年学校の歯の定期検診で出っ歯だと指摘を受ける。 母親に勧められ歯医者に検査に行く。この時点では陽子は矯正とはどんな治療が待っているのか分からない。 まさか歯にギンギラの装置を付けるなんて考えもしてない。 歯医者に着くと待合室に陽子と同じ位の歳女の子が母親といる。 そこで陽子は初めて矯正装置を見る。その女の子は既に矯正をしていて母親と喋る度にメタルの装置やゴムが見え隠れしていた。 陽子は見てはいけないと思いながらも気になって仕方ない。
- 651 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 07:45:23 ID:C1N4W8b3
まさか自分もあの装置を付けるとは思いもしてない。 陽子はあの装置は虫歯の治療の装置だと思っていた。 陽子の通う学校は一学年二クラスしかない小さな学校で矯正などしてる子はいない。 そして陽子が呼ばれる。母親と二人で治療室とは別の部屋へ通される。 そこで陽子は再び衝撃を受ける。少し待っていると先生がやってきた。 そして続いて助手の若い女性も入ってきた。 陽子はふと助手の女性を見ると目が点になった。 口の外から太い針金の様な物でて首の方に太いゴムで止めている。 そして歯にはあの子と同じ装置が付いていた。
- 652 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:01:48 ID:C1N4W8b3
陽子は段々と気付き始めた。もしかして私もあの装置を付けるの?絶対嫌だ。と心の中で叫んだ。 助手の女性が持ってきたファイルを開くと過去の矯正した人の写真が乗っていて、みんなあの装置が歯に付いていた。 陽子はショックで仕方ない表情でいた。先生は写真を見ながらこんな歯並びがこんなに奇麗に成るんだよ。と優しく説明していたが、陽子はショックで頷く事しか出来ない。 そして先生は矯正について具体的な説明を始めた。矯正は大体三年位この装置を付けてもらいます。と、陽子は泣きそうな顔になりました。
- 653 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:08:27 ID:qtIApaKV
タービンで削られてるっていうのが一番興奮する。 そういう画像誰か持ってたら貼って欲しい
- 654 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:23:18 ID:C1N4W8b3
先生は陽子の表情に気付いたけど話しは続けられた。 「基本はこの装置がメインですけど、症状によっては取り外し可能で夜だけ付けてもらう装置もあります」 「さっきのお姉さんが付けてた装置、ヘッドギアと言って出っ歯を引っ込める装置なの」 「取り外し可能の装置なの。」 と説明され後日検査をする為予約を取り歯医者を後にした。 帰りの電車の中で陽子は母親に矯正したくない、とダダをこねた。 母親も陽子の気持ちが分からない和気でもない。年頃の女の子だし、学校で苛めに合わないか心配の気持ちもあると思っていた。
- 655 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 16:18:48 ID:C1N4W8b3
家に着いた陽子は再び母親に矯正はしたくないと告げる。 母親も陽子の気持ちが分かるだけに、強くは言えない。 しかし母親は矯正の装置を付けているのは約三年位我慢すればいいけど、 出っ歯のままだと、一生恥ずかしいし大人になってから後悔するよと心配の気持ちもある事を陽子に告げた。 陽子はあんな装置を付けるなら一生出っ歯でも構わないと言った。 しかし母親はあるタレントの名前を出し、今直さないとあんなに歯が出てきちゃうよと言うと さすがの陽子も浮かない表情で母親を見つめて、「出っ歯は嫌だよ。でも・・・矯正も嫌」
- 656 :名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:26:43 ID:ELcUbxyT
>>632 世代によるよ。俺今30だけど、 俺の世代だと小学校のうちに前歯の間を虫歯にして 中学で差し歯になってる同級生何人かいた。
- 657 :本編 少しずつ進行編:04/09/19 22:58:08 ID:ufSBTio8
当時、まだセメント使ってたのかな? 自分今28だけど、小学校のとき、女の子が前歯の間治してたけど、 妙に白いのが詰まってたの憶えてる。 そしてひさびさの本編 助手が、香緒里の歯茎に、ガーゼを押し込み、バキュームを手にする。 キュイィィィィン、という音をさせて、ドリルが香緒里の口の中に消えた。 裏側から削っていくらしい。 香緒里はすぐに、聞くだけで痛そうな声を上げて泣き出した。。 「ふぁぁあんっ・・」 「前歯は痛いのよね、がんばって。すぐ終わるから。」 と言いながらも、先生は手を止める気配はない。 「ぅぅぅ、ぁあっ・・」 香緒里は、スカートのすそをぎゅっと握りしめて、耐えている。 「んぁあっ!あぁっ!」 そのうちに、足がバタバタと動きだしたので、俺は、危ないと思って、押さえに行った。 こんなに痛い思いをするなんて・・ 俺は、香緒里をもっと早くに歯医者に連れてこなかったことを後悔した。 「ん、ゃああああ」 ひときわ大きい声を出したとき、ようやく、先生がドリルを離した。 「はい、いいわ。」 口をゆすぐために起き上がった香緒里の口を見ると、 前歯の真ん中が無惨にも大きく削られていた。 そのままコントに出られそうだが、涙でぐしゃぐしゃになった香緒里に、そんなことは言えない。
- 658 :本編 少しずつ進行編:04/09/19 22:58:36 ID:ufSBTio8
少し心配になって、先生に聞いた。 「あの、この、歯の間は、治療が終わるまでそのままじゃないですよね?」 「ちゃんと埋めるから、心配しなくていいわよ。ピンクの歯にもできるのよ?」 先生は、笑って言ったが、泣いている香緒里に気付くと、真顔に戻って言った。 「大丈夫。これでいいや、って、そのまま通ってこなくなる人がいるくらい、きれいに作るからね。」 香緒里が、力なく頷く。 「今日は、神経を殺す薬を入れて、封をするわね。ここの根の治療は、次か、その次からになるわ。」 そう言って、手早く薬を詰めて、封をしたあと、 「大きいから、仮歯をつけるわね。あとでちゃんとつけるからね。」 と、型を取り、代わりに、奥から、歯の模型を持ってきた。歯の上に、ちょこんと1本、銀歯が乗っている。 「じゃ、仮歯作ってもらう間に、左の一番奥の銀、入れるわね。それから、前歯と左奥の根の掃除しましょう。」 銀歯は、前半分は根元まであるが、後ろは、薄くなっていた。 さっき見た、先生の銀歯は、歯の形をしていたような気がする。 先生、けっこうひどい虫歯に?削られたとき痛がったのかな?と、一人で興奮してしまった。 そんなことを考えてボーっとしている間に、香緒里の銀歯は、すでにはめられたらしい。 「かちかち当たる感じはする?」 と、高さを調節してもらっていた。 助手がわきにどけて、香緒里の口の中を見せてくれた。 俺が覗き込むと、香緒里が赤くなる。 このあいだまであった、真っ黒い穴はなくなっていて、かわりに、ぴかぴかの銀歯が入っていた。 「うん、綺麗になった。」 というと、萩原先生はにっこり笑って頷いている。
- 659 :本編 少しずつ進行編:04/09/19 23:10:34 ID:ufSBTio8
しかし・・ 香緒里の口の中には、まだまだ治す歯が残っている。 全部治したら、口の中はギラギラになるのか・・ 香緒里には悪いが、少し気持ち悪い気もする。 「じゃ、前歯からね。」 今日もまた、根の掃除が始まった。 前歯の裏の封をはずすと、 「もう神経はだいたい取ってあるから。さっきの麻酔も残ってるし、我慢できると思うわ。」 先生はそう言って、針を手にとって、掃除を始めた。 香緒里は、少し呻き声をあげながらも、 眉間にぎゅっとしわを寄せて、耐えている。 「いいわ、香緒里ちゃん、もうちょっと頑張ってね」 と、2本ほど針を変えて、さらに治療をした後、また薬を詰め、封をして、前歯の治療は終わった。 「もう一回くらい掃除をすれば、きれいになるわ。そうしたら削って、型取りするからね。」 と、先生は言った。ようやく、黒ずんだ前歯を治してもらえるというのに、 香緒里はやはりショックなのか、少しうつむいたままだった。 「じゃあ、左上ね。」 例の歯だ。香緒里が硬くなるのがわかった。 ここまでです。 でも、まだここでは左上残るんだよね。 次の次で土台が入るから、9月編につなげるかな。
- 660 :名無しさん@ピンキー:04/09/20 00:58:37 ID:rvtP0bii
昨日の日記風、 「えっ、本とうですか」 に妙なリアリティを感じてしまった 続かないのかな、2年とか3年とか
- 661 :名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:13:01 ID:rh097oWY
僕は若い女の子の総入れ歯も大好きなので、どなたか総入れ歯になる女の子の話書いて もらえないでしょうか?やがてその女の子の友達の女の子も総入れ歯になって しまい、そして二人は入れ歯フェチになり、二人で入れ歯のはずしっこする なんて話が非常に読みたいです。のどから手が出るくらい読みたいです。 どうでしょうか?
- 662 :名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:17:25 ID:rh097oWY
荻原先生はやっぱりクラウンを入れられたんですか?荻原先生のクラウン が入れられるくわしいシーンもみたいです。書いてもらえたら凄く嬉しいです。
- 663 :名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:35:21 ID:zdESTLcp
>>661 超接写主義の掲示板にそんな小説書いてる人いなかったっけ?
- 664 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:06:01 ID:saUiasIT
>>662 上6番は「ほとんど原型をとどめていなかった」はずだから、クラウンかなあ。ま、どっちでもいいや 萩原先生編ではまだ銀入ってないから、じゃあ、書くか、 って言っても、くわしく・・・って難しいね。普通に入れられるだけだと思うけど でも、右の歯も痛くなった?ってとこで終わってるから、萩原先生編、続けにくいんだよね、今 >>663 むかーしあった気がする。画像貼れるとこに。 総入れ歯・・ただでさえ珍しそうなのに、友達二人・・ っていうか、自分的にはえらい萎える話なので書けない、ごめんなさい>>661 自分で書いてみては?自分で書くのはなあ、と思うかもしれないけど、 案外乗ってくると、自分で書いたのを読み直しても萌える、まじで。 そういえば、昔、総入れ歯でインプラント入れるって言ってた中学生だか 高校生の女の子(自称かも)の書込みが一時なかった??
- 665 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:53:05 ID:Lzn04Uf1
>>664 同感。自分で書いたのに何でか不思議だけど、萌えるよね。 また書けそうなときに何か書こう。 漏れも入れ歯はちょっと書けないなあ。 経験ないし。
- 666 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 02:08:09 ID:saUiasIT
まじ混乱してきたのでちと整理 以前まとめてくれた人もおっつかなくなってるっぽいので・・・ http://www.geocities.jp/ha1090221132/
- 667 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:56:29 ID:YdpEzQvP
>>664 詳しくなくてもいいですので、荻原先生のクラウンを入れられるシーンを 御願いできますでしょうか?僕はクラウンが大好きです。
- 668 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:59:44 ID:YdpEzQvP
>>664 わかりました。入れ歯は興味ないんですね。確かに興味のない物をかくのは つらいですね。僕のように女性の総入れ歯が好きな人は少ないんでしょうか? どなたかいらっしゃいますか?
- 669 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 12:05:28 ID:YdpEzQvP
>>664 中学生か高校生の総入れ歯の女の子の書き込みがあったんですか? いいですねぇ。ぜひお友達になって入れ歯はずさせたいですね。
- 670 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 13:40:42 ID:MFfJuVnh
前、仙台駅で前歯のない(右上3〜左上3がない)女子高生みたことあるよ
- 671 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:06:47 ID:sWnUAspa
>>669 そうではなくて、「総入れ歯の女の子同士が入れ歯のはずしっこをする」 という内容の小説がアップしてあったらしい。No.764参照。 661の「のどから手が出るぐらい読みたい」話と全く設定が同じなのは、 偶然か、それとも661はこの小説の存在を知っているのか…?
- 672 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:12:33 ID:OSV3Fqwk
>>671ほか 漏れのフロッピーに保存してある。探せば出てくるが・・・ そもそも転載していいのかわからんし。
- 673 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:14:48 ID:QNsCvdPx
>>671 いや、そういう書き込みもあった、たしか、 「歯について何でも書いてね」だか、一番最初のアポロニアだか、そのあたりに。 学校から書き込んでるとか。 鈴木あみ似とかそんなことを言ってたような もう憶えてないや
- 674 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:44:27 ID:a3t2potZ
>>673 Amiego何ちゃら言う人でしょ? 似たようなのがその後も何人か出てきたけど、みんな同じ人間の騙りだったよね。 プロフィールは、 ・成績優秀である ・金持ちである ・人気のある芸能人に似ていると言われる ・金持ちで格好の良い彼氏がいる で、歯については、 ・もともと弱い ・検診において短針で削られた ・二次カリエスの繰り返しでボロボロ ・姉妹もいて、そちらもボロボロ ・行くところまで行って、インプラントやらなんやら って、ワンパターン。 歯フェチを相手にして何が楽しいやら、ってかんじだったね。 そういや、そんなのをまじめに相手している(振りをしている) 歯医者の卵って人もいたね。 なんか、歯フェチ界にも歴史あり・・・って感じだなぁ。
- 675 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 23:16:20 ID:QNsCvdPx
>>674 おおー、そうそう。歴史だね。 だいたい今、鈴木あみに似ててもね、へ?だもんね おじさんの歯科医院でいろいろやらせてもらってるっていう高校生もいたよね なんだったんだろうね。 で、嘘だろとかたまに言う人がいたり。 なんでそんなとこにリアルを求めてるんだ・・ でも、いまだに自分の治療とか書きたがる人がいて読みたがる人がいるみたいで 歴史は繰り返すって感じかなー このスレに来て、いやー、純粋に妄想の方が断然いいなと感じる今日この頃
- 676 :香緒里・小学生編:04/09/21 23:18:28 ID:QNsCvdPx
つまらんので小説うp でも用ができたので残りは後で 「大野さーん。大野香緒里ちゃーん」 衛生士に呼ばれて、小学4年生の香緒里は、待合室の椅子を降り、診察室に向かった。 小学校の歯科検診で虫歯を指摘され、治療勧告をもらったという、典型的な受診動機である。 そして、香緒里にとっては、3年ぶりの歯医者であった。 香緒里は、乳歯の頃から虫歯が多く、小学校に入るころには、奥歯は全部銀歯になり、 口を開けると、子供とは思えないほどにギラギラしていた。さらに、上の前歯も虫歯になり、黒い薬が塗られていた。 小学校1年生の夏、奥歯のアマルガムが取れ、歯医者に行ったところ、 生えたばかりの6歳臼歯下2本の虫歯が発見され、そこもアマルガムで充填された。 母親の詩織は、歯が丈夫な性質で、以前から香緒里の虫歯については気になっていたが、 永久歯まで虫歯になってしまったことにショックを受け、虫歯予防にやっきになった。 おやつは禁止し、夜は詩織が歯の仕上げ磨きをした。 その甲斐あって、上の6歳臼歯と、新しく生えてきた前歯の永久歯は、なんとか新しく虫歯にせずに済んでいた。 しかし、3年生になり、さすがに面倒になったこともあり、詩織は、仕上げ磨きをやめた。 ちょうどそのころ、香緒里が幼稚園のときから習っているバレエ教室が移転し、 少し離れたところにある教室に電車で通うことになった。幼なじみの百合子が一緒だった。 百合子は、お小遣いをもらって、バレエ教室の行き帰りに、お菓子を買って食べ、スポーツドリンクを飲んでいた。 香緒里は、家ではおやつを禁止されていたが、そこは小学生の子供である。おやつを食べたくないわけがない。 一緒になって、お菓子を食べ、スポーツドリンクを飲むようになっていた・・・
- 677 :香緒里・小学生編:04/09/22 01:55:28 ID:jyArS3GI
4年生になって、6月の歯科検診。 「はい、次。」 香緒里の番だ。最近、歯医者に行かずに済んでいるので、少し余裕があった。 さほどドキドキせずに、素直に口を開けた香緒里だったが・・・ 「右上、6番、C2。」 いきなり、虫歯を指摘され、香緒里はびくっとする。 この間、虫歯について教えられたところで、C2は「少し進んだ虫歯」と習った。 最近、お菓子を食べているからだ・・夜の歯磨きも、適当にすませることも多かった・・ どうしよう、お母さんに怒られる・・ 香緒里は、自分の心臓の音が聞こえてくるような気がした。 反対側の6番も、虫歯になっていた。 歯科医はため息をついた。このくらいの年頃になると、 塾に通ったり、歯磨きが雑になったりする児童が増え、虫歯も増えてくるのだ。 この子は見たところ、乳歯の奥歯は全部虫歯にしてしまったようだし、 ここらで、釘をさしておかないとな・・・と思って、口を開いた。 「この奥の、大人の歯、全部虫歯にしてしまったね?これから、また一番前の奥歯も生え変わるけど、 ちゃんと歯磨きしないとダメだぞ。また、子供の歯みたいに、全部銀歯になるよ。」 香緒里は、泣きそうになっている。歯科医は、さらに続けた。
- 678 :香緒里・小学生編:04/09/22 01:56:03 ID:jyArS3GI
「ほら、歯磨きがうまくできてないじゃないか。」 香緒里に手鏡を持たせ、口を開けさせると、探針で奥歯の内側を引っかき、 歯垢を取ってみせる。 香緒里は、真っ赤になった。クラスメイトの見ている前で、そんなことをしなくてもいいのに・・ 「ちゃんと、歯医者さんに行くように。」 歯科医は、最後にそう言って、香緒里を送り出した。 香緒里は、うつむいたまま、部屋を出ようとした。 後ろに並んでいる男子から、 「ちゃんと歯磨けよ!きたねえな!」 と声がかかる。香緒里は泣き出し、走って部屋を飛び出すと、教室に戻った。 その後、親友の智子が、その男子を怒ってくれたらしい。 歯のことでいじめられることはなかったが、香緒里の気分は重かった。 そしてついに、3週間後、歯科検診の結果のお知らせは配られた。 上の左右の6番の位置に、C2の文字が書かれている。 お母さんに怒られる・・・ そう思い、香緒里は、お知らせをそっと、お道具箱の下に隠した。
- 679 :香緒里・小学生編:04/09/22 02:14:46 ID:jyArS3GI
しばらくして、香緒里の下の左右の一番前の奥歯(D)が生え変わり、 夏休みには、上の右の同じ歯も抜けた。 銀歯が減ったことがうれしくて、香緒里は一生懸命磨いていたが、 バレエ教室の帰りのお菓子と飲み物の習慣は続いていた。 夏休みが終わり、秋が来て運動会も終わるころ。 香緒里は、突然、母に言われた。 「香緒里ちゃん、何かお母さんに隠してることない?」 「え?ないよ」 歯科検診の結果だけでなく、買い食いを含め、実はいくつか隠し事があった香緒里は、 とりあえず、とぼけてみせた。 「そう?今日、スーパーで、智子ちゃんのお母さんに会ってね。 香緒里ちゃん、虫歯が多くて大変みたいですね、って言われたのよ。」 香緒里は凍りついた。 「歯科検診の結果は?もらったんでしょ?どうしたの?」 「・・学校に・・置いてきちゃった・・」 「じゃあ、明日持って帰ってくること。予約入れておくからね。いい?」 香緒里は、頷くしかなかった。 智子がお母さんにしゃべったんだ・・ということもショックだった。 男子からかばってくれる振りして・・
- 680 :岸利 徹 ◆a6xQiseJz2 :04/09/22 07:04:12 ID:6VZEF3R8
≫671 ≫672 アポロニアからの転載なら、僕もログ消してるので読んでみたいです。 Web管理人として、転載許可します。
- 681 :名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:56:25 ID:Xzm/bB6o
えっと、記憶では、 入れ歯のはずしっこ小説>超○写主義のファイル貼り付け 鈴木あみ似の体験談(w>歯について・・orアポロニア かな。
- 682 :香緒里・小学生編:04/09/22 12:03:34 ID:Xzm/bB6o
これは続けていいのかな 次の日、香緒里は、机の中から、お知らせを取り出した。角が少し折れ、よれっとしている。 その紙を見た詩織は、 「また大人の歯が虫歯になってるじゃないの!もう生えてこないのよ!」 と、香緒里を叱りつけた。香緒里は泣きながら、母に手をひかれて、歯医者に行った。 以前通っていたところは、腕はいいと評判だったが、 いつも混んでいるので、近所にできたばかりの、新しい歯医者に向かった。 「もう4年生だから、一人で入れるわね」 と言われ、診察室には香緒里一人で向かった。 「じゃ、倒すからね。まずは見るだけだからねー」 歯科医は、やさしそうな若い医者だった。 「上の6番・・ね・・」 歯科医は、ひとりごとのようにつぶやくと、 「じゃ、あーん」 と、香緒里の口を覗き込んだ。 「香緒里ちゃん、お口が小さくて見にくいなあ。もうちょっと、がんばって開けてくれるかなー」 香緒里は、精いっぱい口を開けていたのだが、見にくいらしく、 歯科医は唇を引っ張ったり、顔の位置を変えたりして、覗き込んでいた。 「大人の歯なんだけどね、立派な虫歯になっちゃってるねー。だめだよ、ちゃんと歯磨きしないと。」 同じ言葉を何度言われたか。 もう、わかってるから言わないで。と、香緒里はいたたまれない気持ちになっていた。
- 683 :香緒里・小学生編:04/09/22 12:05:07 ID:Xzm/bB6o
「他の歯も見るね」 そう言って、歯科医は、ミラーで順々に歯を診ていった。 右上の、新しい4番のところに来たとき、歯科医の目が光った。 「香緒里ちゃん、これはいつ生えたの?」 「夏休みくらい、です」 「そっか」 歯科医は、探針を手にすると、犬歯との境をカリ、カリ、とつついている。 「小さいけどねー、ここも虫歯になってるね」 生えたばっかりなのに!香緒里の目に涙がにじんできた。 歯科医は、それにかまわず、下の歯の検査にうつった。 「ん?」 ふたたび探針を手に、右下の4番の咬合面をひっかく。 「香緒里ちゃん、こっちもだよ」 歯科医が冷たい声に変わった気がした。 左下の4番は無事だったが、治療するべき歯は全部で4本だった。 「香緒里ちゃんのお母さん呼んで来て下さい」 助手に言いつける。
- 684 :香緒里・小学生編:04/09/22 12:06:21 ID:Xzm/bB6o
詩織が、心配そうな顔をしてやってきた。 「香緒里ちゃんの歯ですが」 歯科医は、すぐに切り出した。 「治療しないといけない虫歯が、4本あります。」 「4本ですか?2本ではなくて・・」 詩織は、香緒里にまだ虫歯になる歯が残っていただろうか、と考えていた。 「ええ、4本です。新しく生え変わったところが2本、すでに虫歯になっていました」 詩織は絶句した。 「まあ、生えたばかりの歯は弱いので、虫歯になりやすいんです。 特に、香緒里ちゃんみたいな、虫歯だらけの口の中に生えてくると、ひとたまりもない。 未処置の虫歯があればなおさら危険です。 ・・・もっと早くに奥を治していればよかったかもしれませんが」 詩織は、ため息をつき、香緒里の方をにらんだ。 「で・・また・・銀歯になるんでしょうか」 詩織が心配そうに聞いた。女の子だし、さすがに口の中がギラギラだと可哀想だと思ったのだ。 「そうですね、奥は進んでいるので、削って型を取って、銀歯を詰めることになります。 下は・・まだ小さいんです」 そう言って、歯科医は香緒里の口を開けさせると、 「ここです、ほら、黒くなっているでしょう」 と、下の4番を指し示した。たしかに、溝の真ん中がやや深く茶色い。 「これは、白いプラスチックのようなもので治ると思います。 上は、歯の間なので、削ってみないことには・・ちょっとなんとも言えないですね。」 詩織は、 「よろしくお願いします」 と、頭を下げるしかなかった。
- 685 :香緒里・小学生編:04/09/22 12:10:31 ID:Xzm/bB6o
終わりです。誰か続けてー ここでの治療のせいで、このあと香緒里が絶対に歯医者に行きたくないと思うようになる、 わけだから、すごく痛いとかいじめられるとか期待。でもたぶん、抜髄はないと思われ。 ここで治した歯が、本編で全部虫歯になっちゃってるんだよね・・ヤブかな。
- 686 :名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:17:05 ID:Shn6uVeL
>>672さんへ ぜひ読んでみたいですね。駄目ですかね。
- 687 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 03:08:43 ID:PuFGopwr
小学生編GJ! 痛い、怖い、恥ずかしいと揃っていていいな。
- 688 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 05:58:42 ID:12Hx9mfT
>>680 >Web管理人として、転載許可します。 藻前に、そんな権限なんかないぞ。勘違い野郎! 岸利徹って、やっぱ頭弱いのね。
- 689 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 06:18:02 ID:ef7p2MYy
こんなのがHDDにあったので、晒しておく。 矯正歯科は一般的に、矯正前の抜歯や齲歯の処置は一般歯科に依頼して来る。 矯正中で齲歯が多発した、と言われたら歯科医もいい気持ちがしない。 そこでG矯正歯科では当院なみの厳しい基準で齲歯の処置を依頼して来る (彼は私が歯壊者だということをよく知っていて、C0でも頼めば隣接面、裂溝を含めてすべて処置を行うことも。 ここはお互いの利害関係が一致しているので私も自分のペースで診療でき、何のトラブルもない)。 最近の犠牲者は19歳の専門学生。色白でなかなかの美人、前歯もきれいでやや八重歯気味、ちょうど吉井玲似。 処置歯は左右の下67ばんと上6番の8本のみで咬合面のみ。 まず健全歯の4番4本を抜歯し、すでに処置歯の6本を二次カリの診断で5面処置→インレー。 8番は4本とも健全歯だがここも5面処置(抜歯の必要は今のところないが、将来に向けて抜歯の必要があるときに未練を残さないように)、 上7番と5番4本はC0-1。 どうでもよかったがすべて3面(咬合面、近心、遠心)処置。 4本抜歯したうえに6本のインレーが16本になって最終日は彼女は目に涙をうっすら浮かべて帰宅。 またその姿が美しかった。 どうせ1年もしないうちにインレーギラリに目が慣れ、矯正シルバーが外れたころにはきっと本物の ヘビーメタリックシルバースマイルになっているかもしれない。
- 690 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 06:25:04 ID:ef7p2MYy
こんなのも 僕の一つ年下で今度高2の彼女、なんと5年ぶり(小学校5年の終わりに75┻57キュイ 〜ン以来)のキュイ〜ンを受けました。生えたての8┳8の溝が茶色っぽくなったので、歯 医者に連れていったところ、83┻38、8┳8がC1。彼女にとっては前歯のキュイ〜 ンは初めて。8番が全然痛くなかったのとは対照的に、3番はとても痛い前歯の処女喪失 だったようです(彼女自身はすでに違うけど)。まだ彼女の奥歯でキュイ〜ンされていない 54┳45も探針でしつこく突いてみればC0とのこと、ここも高校の間にキュイ〜ンさ れるかもしれません。ぼくのバイトしているところでただで治してもらったので、彼女の 口の中はマル見えでした。 上は左右6連続奥から銀の詰め物の列、下も左右3連続。興奮してその晩は眠れませんで した。そして近々下は左右5連続の期待もかかります。 お嫁さんになるときの彼女の銀歯はどこまで成長しているのでしょう。 キュイ〜ン、キュイ〜ン、あの焦げ臭さが何とも心地よいです。
- 691 :小学生編:04/09/23 12:39:55 ID:3O5f2H7I
じゃ、続けさせてもらいます 詩織が待合室に戻ると、治療が始まった。 助手が、カチャカチャと器具をセットしていく。 「じゃあ、とりあえず、今日は、左上の奥歯から治していこうね。一番虫歯が大きいからね。」 香緒里が、不安そうに頷く。 どうやって治すんだったっけ・・・削って、詰められるんだけど・・・痛かったっけ・・・ 香緒里は、一生懸命記憶をたどっていた。 嫌な記憶は頭が勝手に消し去っているのか、あまりよく思い出せない。 「じゃ、倒すよ」 歯科医は、もう一度香緒里の歯を診察すると、 タービンの先を選び始めた。左側では、助手がすでにバキュームを持って待ちかまえている。 ・・・長い。 香緒里は、つま先をもぞもぞさせたり、手の爪を見たりして、気を紛らわそうとしたが、無駄だった。 寝かされた状態が、不安を増大させる。 「はい、始めるよ」 ようやく歯科医がタービンを手に香緒里に向き直る。 「痛くなったら、左手上げてね」 実行されることは少ない、一応の決まり文句を告げ、歯科医はタービンのスイッチを入れた。 キュイィィィィィィン 香緒里は、思わず目を閉じた。
- 692 :小学生編:04/09/23 13:06:18 ID:3O5f2H7I
チュイン、チュイン、ギュイーン 歯が削られている音が頭に響く。 始めは削られている振動だけだったが、徐々に、別の感覚が香緒里を襲う。 ・・・痛・・・い・・・? ぼんやりしていたその感覚は、徐々にはっきりしたものになってきた。 痛い・・いたい・・イタイ! 香緒里の顔が歪んできたのに気付いた歯科医は、 「痛いかなー、もうちょっと我慢できるかなー」 と言いながらも、手は止めず、削り続ける。 キィン、キュィン、キュィンキュィン 香緒里の固く閉じた目尻から、涙がにじみはじめた。 「んぁ、あ、あー」 声にならない声が、喉の奥から漏れてくる。 「頑張って、もうちょっと、口開けてー」 「ダメだよー、口閉じないでー」 助手からも声がかかる。 「んぁぁぁぁぁ」 香緒里が大きい声を上げたとき、タービンの音がやんだ。 キュゥゥゥゥゥ 「一度うがいして」 椅子が起こされる。 香緒里は、ヒック、ヒック、しゃくり上げている。 「もうちょっとだからね、頑張ろうね」 助手が、腰を落とし、香緒里の顔を覗き込み、首をかしげて諭す。 香緒里は、しゃくり上げながらも、頷くしかなかった。 歯科医は、タービンの先を取り替えながら、「見にくいんだよなあ」とつぶやいていた。
- 693 :小学生編:04/09/23 15:46:11 ID:88Us6tsu
「じゃ、もう一回削るよ」 椅子が倒された。 チュイィィィッィィン 先ほどよりも高い音をたてて、タービンが、香緒里の歯に食い込んだ。 「んあぁぁ、んー、んー」 今度は、削り初めから香緒里の泣き声が上がる。足もバタバタ動き始めていた。 「動かない!」 歯科医が突然、歯を削りながら叱り飛ばした。 香緒里はびくっとして、足の動きを止めたが、痛みは耐えがたいのだろう、泣き声は続いていた。 「んー、んー、ぅぅぅぅ」 チュイーン、チュイーン、チュイーン・・ 歯科医は難しい顔をしたまま、虫歯に侵された香緒里の歯を削り続ける。 「もうちょっと、頑張って。」 助手が必死に慰める。 「あああん、あぁぁんぁあああ」 ようやくタービンが止まった。 香緒里の顔は、涙でグシャグシャになっていた。 歯科医も、疲れ切ったという顔をしている。 「うがいして。じゃ、型取って、仮封しといて。」 と、助手に言い残すと、椅子を立って、手を洗いに行ってしまった。 本来の仕事ではないのだが、助手は、香緒里の歯の型を取ったあと、 手馴れた風で、香緒里の歯に仮封をした。
- 694 :小学生編:04/09/23 15:47:08 ID:88Us6tsu
香緒里が立ち、診察室を出て行こうとすると、 「じゃ、次は1週間後。今度は今日ほど痛くないからね。」 と、やさしい顔に戻った歯科医が言った。 「・・・はい。」 小さい声で答えた香緒里は、少し礼をすると、診察室を出て行った。 帰り道。 「もう、行きたくない」 ようやく泣き止んだ香緒里が、詩織に言った。 「何言ってるの」 「だって、痛かった・・・」 香緒里は、治療を思い出したように、また泣き出した。 「あなたが虫歯になんかするから悪いのよ。しょうがないじゃないの。我慢しなさい。 隠して放っておいたのも自分でしょう?みっともないからもう、泣き止みなさい」 歯の痛みの経験のない詩織は、冷たく言い放つと、さっさと歩き出した。
- 695 :小学生編:04/09/23 16:12:34 ID:88Us6tsu
1週間後、香緒里は再び、詩織に連れられて、歯医者に行った。 それほど待たされることなく、診察室に呼ばれる。 エプロンを付けられ、まわりを見回していると、助手が、インレーの乗った石膏模型を持ってきた。 不安そうにそれを見る香緒里に笑いかける。 「ちょっとはめてみようね」 そう言って、椅子を倒す。 「はい、あーん」 ピンセットで仮封をはずし、エアーをかける。 「ちょっとしみるかな」 シュ、シュッ。香緒里は少し、びくっとしたが、助手は、それにはかまわず、 ピンセットでインレーをつまむと、香緒里の口の中に入れ、奥歯の穴にセットした。 「噛んでみてくれる?」 かち、かち、と慎重にかみ合わせると、ポロリ、とインレーが外れてしまった。 助手は、一瞬、あら、という顔をしたが、 「そんなに勢いよくやったらダメよ。あとでちゃんとつけるからね。」 と言って、香緒里の口の中からインレーを拾い、模型に置き直すと、 また別の仕事に戻っていった。 「こんにちは、香緒里ちゃん。」 歯科医が、やさしそうな笑顔でやってきた。 しかし、香緒里は、先週怒鳴られたことを思い出し、顔を強張らせた。 「今日はそんなに痛くないよ。銀歯をつけて、右下の、小さいほう治しちゃうからね。」 不安で硬くなったまま、頷く。
- 696 :小学生編:04/09/23 16:35:20 ID:88Us6tsu
「じゃ、あーん。」 香緒里が口を開けると、横から、助手がセメントを差し出した。 歯科医は、インレーにセメントをつけ、香緒里の歯に、ぎゅぅっと押し込んだ。 「はい、噛んで。」 ゆっくりと噛むと、酸っぱいような、変な味がした。 歯科医は、香緒里の口をもう一度開けさせ、インレーがはまっていることを確認すると、 「じゃ、しばらく噛んでてね」 と言い残し、また席を立って、隣の台の治療に向かった。 隣では、大学生くらいのお姉さんが不安そうな顔をして、ハンカチを握り締めていた。 歯科医が話しかけると、お姉さんは、ハンカチで口をおさえながら、しゃべっている。 歯科医は、治療台の上に置かれた歯のようなものをつまみ上げ、ながめた後、 ハンカチをどけさせると、お姉さんの唇をめくった。 そこには・・あるべき前歯が2本なく、歯茎から小さく、金属の棒が見えていた。 香緒里は、びっくりしてしまい、目が離せなくなった。 じっと見ている香緒里に気付いたお姉さんは、泣きそうな顔になった。 香緒里は、あわてて顔を伏せた。心臓の鼓動が、速くなっていた。
- 697 :小学生編:04/09/23 16:35:40 ID:88Us6tsu
5分ほどたって、歯科医が戻ってきた。 「はい、もう一回見せてね」 香緒里の椅子を倒し、口を開けさせる。 「うん、いいね、ちょっとはみ出たセメント取っちゃうね」 そう言って、タービンの先を変えると、香緒里の口に近づけていった。 香緒里は、一瞬身構えたが、少し振動が伝わった程度で、終わった。 口をゆすぎ、椅子がまた倒されると、 「こっちは、すぐ終わっちゃうからね」 と、すでにタービンを手にして、歯科医が待ち構えていた。 「はい、あーん。」 目を閉じ、手を握り締めて構える。 キュイィィィィン。 ウィンウィンウィン、キュィイイイイイン。 歯科医の言うとおり、削る時間はさほど長くなかった。 口をゆすぎ、型を取るのかな、と思っていたが、少し風を当てたあと、 薬のようなものが詰められ、ぎゅっと押された感じがした。 ふと横を見ると、助手が、銃のような形のものを手に持っている。 何をされるんだろう!と、固くなった香緒里に、 「大丈夫。光を当てるだけだからね」 と、歯科医は優しく言い、その銃のようなものの先を香緒里の歯に押し当てた。 「はい、終わり。」 しばらくして、あっさり告げられ、香緒里は少し、拍子抜けした。 「じゃあ、次は、明後日来てくれるかな。上の歯を治そう。」 香緒里は、元気よく頷き、診察室を後にした。
- 698 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 17:07:29 ID:+zW27QZj
上の歯は確か大きなインレーが入ってるんだっけ? ここで決定的に歯医者嫌いになる香緒里。楽しみ〜。
- 699 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 19:06:59 ID:88Us6tsu
左上がインレー取れてて、右上6がインレー2次齲蝕(でももうほとんど治ったよね?) 右上4が手前に銀で光るんじゃなかった?
- 700 :672:04/09/23 20:30:48 ID:hRHeY9n7
見つかったので転載します。 __________________________________________ 祐子、17才、女子高校生。 一見なんの悩みもなさそうに見える祐子には、実は人に言えない秘密があっ た。健康的で白い歯が印象的な彼女だったが、その白い歯は...。 祐子は幼い頃から虫歯に悩まされていた。小学校3年の頃の状態は、 上→6ED321123DE6 冠C3C3レレレレレレC3C3冠 下→6E43211234E6 冠C4イ イC4冠 (レ=レジン、冠=銀冠) という感じだった。上の3〜3のレジンはいずれも歯間の虫歯の充填だった が、特に上の左の1番は歯の裏からの虫歯が進行していて、抜髄していた。 この抜髄が、その後の祐子の歯の運命を決めたといっても過言ではない。た だでなくても痛い抜髄なのに、一番痛い前歯で、麻酔をかけずにやられてしま ったのだ。あまりの痛さに暴れまくり、歯科衛生士のお姉さん3人に押さえつ けられてようやく治療が終わった。 「こんなに痛いなら、もう歯医者には行かない。全部入れ歯にしてやる。」 祐子はそう決意した。以来、どんなに歯が痛くなっても歯医者に行かなくな った。あまりの痛さに乳歯を自分で抜いたこともあったが、まあ、中学校を卒 業するまではたいしたことはなかった。
- 701 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:31:54 ID:hRHeY9n7
いよいよ痛さが本格化したのは高校生になってからだった。7番が舌で触っ てもわかるほど大きな穴が開き、4・5番もかなり大きな虫歯になっていた。加 えて6番の処理が悪かったようで、頬っぺたが腫れてきた。 今治水を毎日詰めて、痛み止めを飲んで耐えてきたが、いよいよ我慢できな くなってきた。それでも半年は我慢した。 ついに高校2年生の秋、我慢できなくなって歯医者に飛び込んだ。診察は 上→76543211234567 C4C4C4C4レレレレレレC4C4C4C4 下→76543211234567 C4C4C4C4C2C3C3 C3C3C4C4C4 と、ひどい内容だった。上下6の銀冠は。根管処理が悪くて膿が溜まっており、 C4になっていた。 「祐子さん、残念だけどこれは全部抜いて入れ歯にしなきゃならないよ。」 先生の一言に「はい」と答えた。小学生の頃に決意した、痛いぐらいなら入 れ歯にしてやるという望みがかなうのだ。 しかし、それから総入れ歯にするまで、結構時間がかかった。1日に抜く歯 はせいぜい1本だ。28本抜かなくてはならないから、計算上でも1ヶ月はか かることになる。その間でも、とりあえず痛い歯は仮に治療しておかなくては ならないから、ほとんど毎日歯医者に通っているような状況だった。
- 702 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:32:57 ID:hRHeY9n7
歯医者に通い始めてから2ヶ月目、ようやく入れ歯ができてきた。わくわく しながら入れてみた。ちょっと冷んやりした感覚が、上あごを通じて伝わって くる。鏡で見ると、今まで銀冠やレジンで見苦しかった口の中に、真っ白な歯 あふれていた。ようやくこれで虫歯に悩まされることがなくなったかと思うと、 少し涙がこぼれた。でもこの涙は、もう2度と自分の歯では噛めないという悲 しみの涙だったかもしれない。 高校3年になったのある日、祐子は親友の由美と話をしていた。 「祐子、きれいな歯をしてるね。私なんか虫歯が多くて。口を開けると銀歯 が見えるから嫌なんだ。それに、みんなには言ってないけど、奥歯には入れ歯 もあるんだ。」 祐子はドキっとした。そして、由美だけには本当のことを言うべきかな、と 思った。 「あのさ、由美。私...。」 「どうしたの、祐子ちゃん。思い詰めたような顔をして。」 「私、総入れ歯なの。」 「えっ?どういうこと?」 祐子はちょっと目を潤ませながら、今に至る経過を説明した。 「そうだったんだ、祐子。辛かったんだね。」 「うん。子供の頃から虫歯だらけで、こんな歯ならいらない、って思って。」 由美も祐子の辛さを理解したのだろう、ちょっと目が潤んでいた。
- 703 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:35:13 ID:hRHeY9n7
そんなある日のこと。 「あのさ、由美の入れ歯ってどこ?」 「これなの。」 由美は大きく口を開けて、左の上の奥を指さした。 「歯医者に行くのが嫌で放っておいたら、もうがまんできないぐらい痛くな って。仕方なく歯医者に行ったら、歯茎まで虫歯が進んでて抜くことになっち ゃった。」 「そうなんだ。私も歯医者は嫌だったなぁ。」 祐子は思わずその歯に手を伸ばしていた。 「えっ?」 由美は一瞬とまどったが、祐子のするがままに任せた。祐子は由美の入れ歯 をはずした。そして前後に金具がついた部分入れ歯を手のひらに乗せた。悲し いぐらい白かった。 「きれいだね。いつ頃入れ歯にしたの?」 「1年生の時かな。歯科検診も無視して放っておいたんだけど。」 「私も毎年歯科検診は無視してたなぁ。」 「あのさぁ、祐子。私もはずしてもいい?」 今度は祐子がとまどう番だった。
- 704 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:36:05 ID:hRHeY9n7
「う〜ん、ちょっと恥ずかしいな。」 「お願い!」 「わかったわ。じゃ、上下の前歯を持って、ゆっくり手前に引いてね。」 祐子は初めて人に入れ歯をはずさせた。自分でない人間が入れ歯をするっと 抜いていく感覚。なにか下半身に快感を感じた。 それ以来、二人はお互いに入れ歯をはずしっこする間になった。放課後にな ると、校舎の陰で大きな口を開けている、裕子と由美の姿があった。歯ブラシ を持って来て、入れ歯の洗いあいっこもした。口の中に入れた冷たい感触が、 気持ちよかった。 だが、そのうち部分入れ歯の由美は、満足できなくなってきた。ついに由美 は祐子に言った。 「私も総入れ歯にしたい。」 祐子は由美の目をみつめ、大きくうなずいた。 ____________________________________________ と、まあこんなところで。他にも色々見つかったYO。 それとこれは超接写主義の掲示板からのものです。
- 705 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:31:35 ID:GfKQ7wMQ
>>101,151さんへ 僕は女の子の口の中を見るのが大好きです。お口の中ぜひ見たいです。 お口の中を見ながら実況中継しますよ。よろしければメール下さい。 メールアドレスは下記です。 t.yamaguchi.5252.takkyu@docomo.ne.jp
- 706 :名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:56:35 ID:WQPeP0ip
>>705 正直キショい。 歯フェチの掲示板でも女に同じことしてるし。しかも二人に(藁)。 一人に断られ(当たり前)、もう一人は無視されてる(爆)。
- 707 :名無しさん@ピンキー:04/09/24 00:18:34 ID:xX6eSRjn
705はちょっとマズいのでは ま、いいけど それはそうと、入れ歯ものもキモチワルー まじで萎える。 一般人から見た歯フェチもそうなんだろうけど。 697の続きはないのかなー これはまじ萌える。
- 708 :香緒里・小学生編:04/09/24 02:21:37 ID:tgYRawyc
次の治療の日、前回、あっさり治療が終わった香緒里は、あまり怖がらずに、 一人で歯医者へ向かった。 待合室では、スーツを着た若い男が、頬に手を当てて、涙ぐんでいた。 大人の男の人でも、泣くんだわ、と、香緒里は思った。 すぐ、男は診察室に呼ばれたが、しばらくして、ヒュィィィィン、というドリルの音とともに、 「んぁ!ああ!あぅううう!」 という、男性の叫び声が聞こえてきた。 香緒里は、逃げ出したくなった。もぞもぞしていると、 「香緒里ちゃん、どうぞー」 と、いつもの助手が呼びに来た。 おそるおそる診察室に入ると、さっきの男は、なんと、助手に足を押さえられていた。 香緒里の視線に気付いたいつもの助手が、香緒里の視界をさえぎるように立ち、椅子に座らせてくれた。 エプロンを付けられ、 「ちょっと待っててね」と言われたので、隣の泣き声を気にしないように、 香緒里は、エプロンのシミを数えて、待った。 しばらくたって、悲鳴はやみ、歯科医が手を拭きながらやってきた。 「えっと、今日は、上の歯だったね。手前からやっちゃうか。」 カルテを見ながら、歯科医が言う。 香緒里は、何も言えず、黙って頷いた。
- 709 :香緒里・小学生編:04/09/24 02:22:46 ID:tgYRawyc
「じゃあ、はじめよう。」 椅子が倒され、いつものように治療が始まった。 キュイーン、キュイーン 犬歯との間から、歯が削られていく。 「あー、意外と大きいなぁ」 歯科医の声が聞こえ、香緒里はドキッとした。 痛みはさほど感じられなかったが、ずいぶんと長い間、削られていた。 「はい、うがいして」 くちゅくちゅ、とやって、舌で歯をさわってみると、歯の前側が大きく削られていた。 香緒里は、ここに銀が入るとどうなるか、ということまでは想像できなかった。 「じゃ、型取って、埋めて。」 いつもどおり、助手に指示を出すと、歯科医は立って、隣の治療に行ってしまった。 さきほどの男性はすでに帰り、前回見た、お姉さんが座っていた。 型取りのゴムを噛んでいる間、ふと隣を見ると、お姉さんは、前歯を削られているようだった。 「頑張って。もう少しだからねー、我慢するよー」 「ぅぅぅ、んー、んー」 唇に器具を付けられ、前歯のない口を不恰好に開けさせられ、呻いているその姿は、 香緒里の恐怖心を煽った。 あんなふうになったらどうしよう・・・ 香緒里は、今の歯が治ったら、歯医者には来ないようにしよう、と思ったのだった。 型取りが終わり、仮封をしてもらって、帰るときにまた隣を見ると、 お姉さんは、手鏡を手に自分の前歯を見せてもらいながら、泣きそうな顔になっているところだった・・
- 710 :香緒里・小学生編:04/09/24 02:45:43 ID:tgYRawyc
次の治療は、1週間後だった。 いつもどおり、ほとんど待たずに、診察室に呼ばれる。 治療台には、すでに、ぴかぴかの銀インレーが準備されていた。 「はい、こんにちは。今日は、銀歯つけたら、最後の虫歯、治すからね」 歯科医がにこやかに言う。 前回と同じように、セメントで、銀歯を装着してもらい、上の6番の治療に入った。 チュイーン しばらく削ったところで、歯科医がタービンを止めた。 「見にくいよ。リトラクターかけて。」 別の助手が、引っ掛けるところのついた金属の器具を持ってきて、香緒里の口を、ぐいっと開かせた。 恥ずかしい!香緒里は、前回の、あの光景を思い出していた・・・ 歯科医はそれにかまわず、治療を再開した。 チューィィィィィィー、チュイン、チュイン、 見やすくなったためか、歯科医は、調子よく、香緒里の歯を削っていた。 チュイー、ィンインイン、 「んぁ!ぁあああ」
- 711 :香緒里・小学生編:04/09/24 03:15:03 ID:tgYRawyc
「んぁ!ぁあああ」 前回と前々回、小さい虫歯を治療していたので、忘れていた痛みが、再び香緒里を襲った。 「ああああ、ゃあああ」 足をばたつかせて抵抗するも、口は、助手の手とリトラクターで押さえられていて、抵抗は無力だった。 「もうちょっとだから、我慢して。」 タービンの音がやんだと思ったが、どうやら、先を取り替えるだけらしかった。 口を開けられたまま、寝かされている香緒里は、ふと、隣の治療台を見た。 そこには、クラスの男子が座っていた。 彼は、香緒里だということに気が付くと、一瞬はその無残な姿に驚いたものの、ニヤッと笑った。 どうしよう・・見られた・・変な顔になってるのに・・・ 香緒里は、真っ赤になった。 「さ、もうひとがんばりだぞ」 そんなことは知らず、先を取り替え終わった歯科医が、再び、歯を削り始めた。 ギュイーン、ンギュギュギュイーン、 「ぅうううう!ぅうう!んああああ!」 「よーし、いいよ、口ゆすいで」 ようやく、リトラクターがはずされる。 香緒里は、しゃくり上げながら、口をゆすいだ。 隣の男子は、まだニヤニヤしながら見ている。 「じゃ、また、型取って、埋めて。」 いつもどおりの処置をしてもらい、家に帰った。
- 712 :香緒里・小学生編:04/09/24 03:19:48 ID:tgYRawyc
家に帰ると、詩織が、 「今日はどうだった?」 と聞いた。 「次で終わりだって。」 と答えた瞬間、詩織の顔色が変わった。 「ちょっと。香緒里ちゃん。イー、ってしてみて」 唐突な指示に、戸惑いながらも、イー、とやると、詩織が大きなため息をついた。 「そんなところを、銀歯にしてしまって。」 えっ、と思った香緒里は、洗面所に走った。 鏡の前で、さっきと同じように、イーッ、と言ってみる。 と、上の一番前の奥歯に入った銀歯が、キラリと光った。 香緒里はぎょっとした。 「あいうえお。こんにちは。」 ためしに、しゃべってみたが、口が開くたびに、銀歯はギラギラと光った。 子供の歯のときでも、こんなに目立つのはなかったのに・・・ 香緒里は、ショックを抱えたまま、自分の部屋に戻り、しくしくと泣いた。
- 713 :香緒里・小学生編:04/09/24 03:21:00 ID:tgYRawyc
1週間後、また、歯医者に行った。 4番の銀歯は、学校でも、初日には目をそらす友達や、「銀歯にしたの」という子などがいたが、 もう慣れた。 「最後だね、じゃあ、銀歯はめよう」 いつもどおりに、セメントで銀歯をつけ、高さを調節してもらう。 やった、終わった、と香緒里は思ったが、歯科医は、 「香緒里ちゃん、歯石がいっぱいついてるから、お姉さんにとってもらってね。 ドリルで削ったりはしないから、大丈夫だよ。そうしたら、終わりだ。」 と、告げた。 助手が、歯科医の席に座った。 削らないと聞いて、香緒里は、安心して口を開けたが・・・ カリ、カリ、カリ。 「ぁが!」 「歯石がついてるからねー、ちょっと痛いけど、我慢してね」 ガリ、ガリ。カリッ、ガッ。 「んああ!」 それは、歯を削るのとは違う、痛みだった。 ずいぶん長い時間がかかって、ようやく歯石取りも終わり、口をゆすぐと・・ 「血!」 吐き出した水は、赤く染まっていた。 「かなりついてたから、ちょっと血が出たわ。」 助手は、涼しい顔をしていた。
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